千葉県のスーパー5選!エリア別の主要ローカルチェーンを紹介

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水産市場の競り人、生鮮食品業界、人材業界で培った豊富な経験を持つ食のプロフェッショナル。現在は株式会社オイシルの代表取締役として、10年以上の業界経験を活かし、生鮮業界やスーパーマーケット業界の発展に貢献しています。

千葉県の食生活を支える地域密着型スーパーマーケット。首都圏に近いながらも農業や漁業が盛んな千葉県では、新鮮な地場産食材を活かした独自の発展を遂げたローカルスーパーが活躍しています。

今回は、店舗数や売上高などの客観的データをもとに、県北・県央・県南・東京寄り・房総の各エリアから主要なスーパーチェーン5社をご紹介します。

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目次

千葉県のスーパー業界の特徴

千葉県のスーパー業界は、首都圏に近い立地を活かしつつ、豊富な農産物・水産物を背景とした地産地消が特徴的です。全国チェーンの進出が盛んな一方で、地域に根ざしたローカルチェーンが独自の存在感を示しています。

千葉県は全国有数の農業県であり、落花生、枝豆、梨など多くの農産物で全国トップクラスの生産量を誇ります。また、太平洋に面した房総エリアでは新鮮な海産物も豊富です。こうした背景から、多くのスーパーで地場産の新鮮食材が日々入荷され、消費者にとっては質の良い商品を手頃な価格で手に入れやすいという大きな特徴があります。

全国チェーンの大型店舗も多数進出する中、千葉県発祥や千葉県を主要営業エリアとする地域密着型のローカルチェーンも活発に営業しています。地元産品に比重を置いた仕入れや、生産者との直接的なつながりを活かしたイベント企画など、地域に密着したサービスが高い人気を集めています。

特に、ランドロームジャパンナリタヤといった地元企業は「接客日本一」や「千産千消」をスローガンに掲げ、地域住民から厚い支持を得ており、千葉県のスーパー業界は多様性に富んでいます。

千葉県主要スーパー5選 一覧表

スーパー名住所(代表店舗)電話番号店舗数最新の年商公式サイト運営会社
ランドロームジャパン(船橋本社)千葉県船橋市三咲5-9-7047-449-555523店舗(千葉・茨城)273億円(2024年5月期)https://landrome.jp/株式会社ランドロームジャパン
ナリタヤ(安食店)千葉県印旛郡栄町安食2170-10476-95-226612店舗(千葉県内)50億〜300億円規模http://www.naritaya-net.co.jp/株式会社ナリタヤ
せんどう(本部)千葉県市原市八幡8280436-42-311125店舗(スーパー24・ドラッグ1)471億円(2023年3月期)https://www.sendo.co.jp/株式会社せんどう
ワイズマート(浦安本社)千葉県浦安市当代島1-2-25047-352-0111約41店舗(千葉・東京・神奈川)501億円(2025年2月期)https://www.ysmart.co.jp/株式会社ワイズマート
富分(君津店)千葉県君津市南子安5-28-140439-52-35214店舗(千葉県内)https://tomibun.jp/株式会社富分

北西部エリア(船橋・市川周辺):接客日本一を目指す地域密着チェーン

株式会社ランドロームジャパン

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公式サイト

https://landrome.jp

基本情報

  • 店舗数: 23店舗(千葉県・茨城県)
  • 年商: 273億円(2024年5月期)
  • 従業員数: 正社員277名、パート・アルバイト1,635名
  • 創業: 1975年(昭和50年)
  • 資本金: 5,000万円
  • 本社: 千葉県船橋市三咲5-9-7
  • 代表店舗: ランドローム船橋夏見店など

特徴と強み

1975年創業で千葉県船橋市に本社を置く、県内有数のスーパーマーケットチェーンです。千葉県と茨城県南部を中心に23店舗を展開し、「接客サービス日本一」をスローガンに掲げた地域密着型の経営が特徴です。

「接客サービス日本一」を目指す姿勢が同社最大の強みです。従業員への接客研修に特に力を入れており、「お客様が気持ちよくお買い物をしていただける」店づくりを徹底しています。地域住民とのコミュニケーションを大切にし、従業員が親身になって相談に乗ってくれる点が高く評価されています。

産地開発と独自のルートにより、「いいものをよりやすく」提供することにこだわっています。旬においしいもの、地域の特産品を柱に、独自のルートで産地と直結し、新鮮な食材をリーズナブルな価格で提供。現在は海外市場にも積極的に出かけ、新商品を開発しています。

オリジナル商品「真面目シリーズ」が人気です。特に「真面目シュークリーム」は、サクサクのパイ生地に千葉県産の牛乳から作られたカスタードクリームをたっぷり詰めた1個110円の商品で、SNSでも拡散され県外からわざわざ買い求めに来る人もいるほどの人気商品となっています。

インストアベーカリーや揚げ物、米飯類などの惣菜の店内調理を導入し、できたての食品の提供に力を入れています。地元生産者との結びつきが強く、生鮮食品コーナーには地場産野菜や果物が豊富に並び、「千葉県産の食材を積極的に発信する」ことで地域経済の活性化にも寄与しています。

北部エリア(成田・旭・香取周辺):千産千消を掲げる老舗

株式会社ナリタヤ

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公式サイト

http://www.naritaya-net.co.jp/

基本情報

  • 店舗数: 12店舗(千葉県内)
  • 年商: 50億〜300億円規模(推定)
  • 資本金: 4,300万円
  • 創業: 1980年(昭和55年)
  • 設立: 1989年1月(株式会社ナリタヤに組織変更)
  • 本社: 千葉県印旛郡栄町安食2170-1
  • 代表店舗: 安食店(千葉県印旛郡栄町安食2170-1、TEL: 0476-95-2266)
  • グループ: CGCグループ加盟

特徴と強み

1980年創業、設立から40年以上の歴史を持つ県北エリアの老舗スーパーマーケットです。成田市、旭市、印西市、千葉市など千葉県内を中心に12店舗を展開し、「千産千消(千葉県産の食材を千葉県民が消費する)」をモットーに地域の食生活を支えてきました。

「千産千消」の実践が最大の強みです。地産地消へのこだわりが強く、店内には無農薬野菜をはじめとする千葉県産の食材が豊富に並んでいます。地元農家との強固な連携のもと、新鮮な農産物や地場特産品を安定供給しており、消費者にとっては安心・安全な食の提供源として信頼を集めています。

プライベートブランド商品の充実も特徴です。千葉県産の原材料を使用したオリジナル商品が多数あり、特に千葉県産の生乳を100%使用したヨーグルトは人気商品となっています。これらの商品を目当てに訪れる人も多く、地域のお土産としても重宝されています。

CGCグループに加盟しており、全国水準の商品調達力を持ちながら、地域密着の店舗運営を実践しています。スタッフの知識も豊富で、食材の使い方や産地情報など丁寧に教えてくれる点も魅力です。

オンラインチラシやキャンペーン情報をわかりやすく掲載した公式サイトを運営し、近隣の観光情報ともリンクすることがあり、地元の食材を使ったメニュー提案など役立つコンテンツを提供しています。季節催事に合わせた店内プロモーションも盛んに行われ、地域文化を支える役割も果たしています。

中部・房総エリア(市原・茂原周辺):ヤオコー傘下の地域ブランド

株式会社せんどう

3

公式サイト

https://www.sendo.co.jp

基本情報

  • 店舗数: 25店舗(スーパーマーケット24店舗、ドラッグストア1店舗)
  • 年商: 471億円(2023年3月期)
  • 創業: 1969年(昭和44年)
  • 本社: 千葉県市原市八幡828
  • 親会社: ブルーゾーンホールディングス(ヤオコー子会社、2025年10月〜)
  • グループ: セルコグループ加盟
  • 代表店舗: 国分寺台店など

特徴と強み

1969年に千葉県市原市八幡で食料品スーパー「せんどう」を創業した歴史ある企業です。千葉県市原市を中心に木更津市や外房エリアにかけて25店舗(スーパーマーケット24店舗、ドラッグストア1店舗)を展開しています。

ヤオコーとの資本・業務提携により、大手のノウハウを取り入れながら地域密着を実現しています。2021年9月にヤオコーと資本・業務提携を締結し、2024年4月にヤオコーの連結子会社となりました。ヤオコーのマネジメントや店づくりのノウハウを学びながら、地域に根ざした独自の強みを打ち出しています。

生鮮食品に圧倒的な強みを持っています。一般的なスーパーの生鮮食品の売上構成比は全体の約3-4割といわれる中、せんどうの生鮮食品の売上構成比は5割を超えています。「品質の良い商品を鮮度の良いうちにまごころの接客で安く売る」を経営理念に掲げ、常に最善の品質管理を徹底しています。

プライベートブランド「SENDOオリジナル」を展開しています。千葉県銚子産いわしを使った「やわらかいわし煮」シリーズや、ニュージーランド産ファイブスタービーフを使用した「お肉がゴロゴロファイブスタービーフカレー」、松阪ポーク比率50%以上の「せんどう肉まん」など、オリジナル商品が店頭に並んでいます。

ドミナント戦略により、特定の地域に集中的に店舗展開することで、域内での競争優位性を高め、効率的な物流体制と地域に合わせた店づくりを実現しています。2014年11月には潤井戸プロセスセンター(市原市)に精肉・鮮魚部門が、翌年3月には惣菜部門が開設され、インストアベーカリーとお惣菜も充実しています。

東京寄りエリア(浦安・市川・船橋周辺):都市型スーパーの代表格

株式会社ワイズマート

4

公式サイト

https://www.ysmart.co.jp

基本情報

  • 店舗数: 約41店舗(千葉県、東京都、神奈川県)
  • 年商: 501億円(2025年2月期)
  • 従業員数: 581名(2024年2月末時点)
  • 創業: 1969年5月(吉野物産株式会社として設立)
  • 資本金: 5,000万円
  • 本社: 千葉県浦安市当代島1-2-25
  • 社名変更: 2001年6月に株式会社ワイズマートへ社名変更
  • 代表店舗: ワイズマート浦安堀江店など

特徴と強み

1969年に東京都江戸川区で設立され、1975年に本店を千葉県浦安市に移転させた食品中心のスーパーマーケットです。現在は千葉県・東京都・神奈川県に約41店舗を展開する都市型スーパーマーケットの代表的存在です。

独自の経営スタイル「店主集団経営」が最大の特徴です。日々お客様と接し、要望を聞いている店舗スタッフこそ店舗・地域の一番の理解者であるという考えのもと、商品の仕入れ・調理加工・値付け・陳列を現場に任せています。本部での一括仕入れや工場での一括生産に頼らず、各店舗が自ら考え、自ら動くことで、地域ごとのニーズに柔軟に対応しています。

駅前立地のコンパクト店舗を中心に展開しています。「広域商圏の大型店を作るよりも小商圏の小型店を駅前中心1km〜2km圏に出店する」「駅前に夜遅くまで開いている便利なスーパー」を出店戦略とし、平均売場面積170坪のコンパクトな食品スーパーマーケットを展開。業界の約2倍近い坪効率経営を実現しています。

転居を伴う異動がない勤務環境を実現しています。配属店舗は原則として「片道60分以内」とし、全国転勤がないため、社員は生活面での不安なく仕事に取り組むことができます。出店エリア圏外にお住まいの方には「社宅借上制度」も用意されています。

2022年度 日本経営品質賞 推進賞を受賞しました。ワイズマート独自の経営スタイルや社員に寄り添った温かみある会社運営が評価されています。「お客様の身近な冷蔵庫代わりでありたい」という理念を体現し、地域に根ざしたサービスを提供し続けています。

房総半島エリア(君津・木更津周辺):活魚とオーガニックの専門店

株式会社富分(活魚スーパー富分)

5

公式サイト

https://tomibun.jp

基本情報

  • 店舗数: 4店舗(千葉県内)+ ベトナム店舗
  • 創業: 1974年(昭和49年)
  • 本社: 千葉県君津市南子安5-28-14
  • 代表店舗: 君津店、清見台店、有秋店、野里店
  • 営業時間: 9:00〜21:00(店舗により異なる)
  • 飲食事業: お食事処お富さん(2店舗)

特徴と強み

1974年創業で、千葉県君津市、木更津市、市原市、袖ケ浦市を中心に4店舗を展開する地域密着型のスーパーマーケットです。正式名称「活魚スーパー富分」が示す通り、新鮮な海産物の取り扱いに圧倒的な強みを持っています。

「活旬美味」を合言葉にした鮮魚へのこだわりが最大の特徴です。活魚は言葉通り、活きている魚のこと。それだけ鮮度の良い魚介を経験豊富なプロの眼で厳選し、木更津・横浜・埼玉それぞれの市場で買い付け、水氷に浸かったままの丸魚が店頭に並ぶほどに鮮度を重視しています。切り身も販売していますが、捌いていない丸魚も多く販売しており、食育の一環として家庭での魚のさばき方を学ぶこともできます。

対面式の鮮魚コーナーを採用しており、スタッフに頼めばその場で用途に合わせてさばいてくれます。お子さんの食育にも良く、「魚が安くておいしい」「刺身やお寿司が特に安くて大人気」と地元で高い評価を得ています。

オーガニック商品の充実も特徴です。時代に先駆けて何年も前からオーガニック商品を取り扱っており、有機野菜や自然食品など健康志向の商品を豊富に揃えています。生鮮から総菜まで体に良いものを提供することで、健康志向の方にも人気を博しています。

「お客さまと富を分け合いたい」という想いが店名に込められており、地域に根差した温かい雰囲気を大切にしています。地元で獲れた鮮度の良い魚介と、オーガニック食品のバランスの良い取り揃えにより、他店との差別化を図っています。

また、お食事処お富さん(木更津市・請西に2店舗)も運営しており、新鮮な魚介を使った料理を提供。スーパーと飲食事業の両面から地域の食文化を支えています。

まとめ

今回ご紹介した5社は、総売上高約1,700億円規模で千葉県のローカルスーパー市場の重要な部分をカバーしています。これらの企業が地域で強い支持を得ている理由は以下の通りです:

1. 地域特性への特化

農業県・水産県としての千葉県の特性を活かし、新鮮な地場産食材を中心とした品揃えを実現。各エリアの特性に合わせた店舗展開により、地域住民のニーズに的確に応えています。

2. 地元密着の商品構成

千葉県産の農産物(落花生、枝豆、梨など)や海産物(房総エリア)の充実した品揃えと、地元生産者との直接的なつながりを活かした「千産千消」の実践。ナリタヤの千葉県産ヨーグルトやランドロームの真面目シリーズなど、地元に愛されるプライベートブランド商品も展開しています。

3. 独自性の高いサービス

  • ランドロームジャパン:「接客サービス日本一」を目指す丁寧な接客
  • ナリタヤ:「千産千消」による地産地消の徹底
  • せんどう:生鮮食品5割超の構成比とヤオコーとの提携
  • ワイズマート:「店主集団経営」による現場主義
  • 富分:活魚への徹底したこだわりとオーガニック商品の充実

各社が明確な差別化戦略を展開し、地域のニーズに応えています。

4. 客観的な事業基盤

売上高、店舗数、従業員数などの客観的データに基づく安定した事業規模の確保により、持続的な成長を実現。ランドロームの273億円、せんどうの471億円、ワイズマートの501億円といった年商は、地域に根ざしながらも確かな経営基盤を持つことを示しています。

千葉県のローカルスーパーは、地域に根ざした経営戦略により、住民の生活インフラとして不可欠な存在となっています。全国チェーンとの激しい競争の中でも、地域特性を深く理解し、きめ細やかなサービスを提供することで、確固たる地位を築いています。今後も地域の食文化を支え続ける、これらの企業の動向に注目していきたいと思います。

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※本記事の情報は2025年時点のものです。最新の店舗情報については各社の公式サイトをご確認ください。

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