市場の休みはいつ? 水曜・日曜・祝日と連休の休場傾向を解説

市場の休みはいつ? 水曜・日曜・祝日と連休の休場傾向を解説
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この記事の監修

監修者のアバター       葛川英雄      

水産市場の競り人、生鮮食品業界、人材業界で培った豊富な経験を持つ食のプロフェッショナル。現在は株式会社オイシルの代表取締役として、10年以上の業界経験を活かし、生鮮業界やスーパーマーケット業界の発展に貢献しています。

青果市場の休みは、曜日や祝日、時期によって動き方が異なり、外からは把握しづらいと感じられることがあります。市場は日々取引が行われている印象が強く、休みがないように見える場面もあるかもしれません。

しかし実際には、一定の休場ルールや傾向があり、曜日祝日年末年始お盆などで動き方が変わります。
また、休場日であっても流通が完全に止まるわけではなく、仕入れや物流には少なからず影響が出るのも特徴です。

本記事では、青果市場の休みについて、市場はいつ休みになるのか休場日はどのような傾向で決まっているのか市場の休みが流通にどのような影響を与えるのか、といった点を中心に、情報を整理して紹介します。

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目次

市場の休みはいつ? 休場日の傾向とは

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青果市場の休みは、水曜・日曜・祝日を基本として設定されているケースが多く、これに加えて年末年始お盆ゴールデンウィークなどの時期には休場日が増える傾向があります。市場ごとに細かな違いはあるものの、曜日と時期によって、青果市場の休場日には一定の傾向が見られます。

まずは、青果市場がどの曜日に休みになりやすいのか、また連休や季節の節目にどのような動きが見られるのかを整理していきましょう。

基本的に「水曜・日曜・祝日」が休みになる

青果市場の休場日や営業日については、法律で曜日が一律に定められているわけではありません。各市場が条例や業務規程に基づいて日程を設定・公表しており、実際の開場日は市場ごとに異なります。

そのうえで、多くの青果市場では、水曜・日曜・祝日を中心に休場日が設定されています。

とくに日曜日は取引量が落ち着きやすく、休業日として定着している市場が多く見られます。
水曜日についても、週の取引リズムの中間にあたることから、流通量や業務負担を調整しやすい曜日として休場日が設定されるケースが多く見られます。

また、祝日については、基本的に休場日とされる市場が多いですが、祝日の並びや地域の事情によっては一部で開場となる場合があります。

このような休場日の決め方は、多くの青果市場で共通して見られるもので、その背景には、市場運営の制度(卸売市場法など)や長年の流通慣行があります。

【卸売市場法とは?】

卸売市場法は、青果物や水産物などの卸売市場の運営に関する基本的な枠組みを定めた法律です。中央卸売市場をはじめとする公設市場は、この法律に基づいて運営されています。

参考:卸売市場法(e-Gov法令検索)

年末年始・お盆・ゴールデンウィークは休場日が増える

曜日による休場日に加えて、年末年始・お盆・ゴールデンウィークといった時期も、青果市場の休場日が通常より増える傾向があります。

これらの期間は、物流や取引先の稼働状況が変わりやすく、暦の並びによっては連続した休場日が設定されることもあり、休場期間が長くなりやすい時期とされています。

ただし、連休期間中の対応は市場ごとに異なり、地域の流通事情取扱品目の特性を踏まえて、個別に休場日が設定されています。

市場の休みはどうやって決まる?

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青果市場の休場日は、市場の設置形態によって決め方が異なります。ここからは、公設市場私設市場に分けて、休場日がどのような仕組みで設定されているのかを整理していきましょう。

【公設市場】は開場日カレンダーで休みが決まる

公設市場では、年度ごとに開場日・休業日を定めたカレンダーが作成され、あらかじめ公表されるのが一般的です。これは、公設市場の運営構造上、休場日を事前に固定しておく必要があるためです。

具体的には、公設市場では次のような事情があります。

  • 多数の事業者(卸売業者・仲卸・買参人・物流事業者など)が同じ市場を利用している
  • 取引や配送が同時多発的に行われ、日程変更の影響が広範囲に及ぶ
  • 休場日を共通認識として持たないと、取引や物流に混乱が生じやすい

このため、公設市場では個別判断ではなく、年間を通じた開場日カレンダーを設定し、共通の前提として運用する方式がとられています。

【私設市場】は市場ごとに休みを設定している

一方、私設市場は、市場の規模が比較的小さいケースが多く、運営主体が一元化されているため、休場日の決め方の自由度も高くなります。

  • 市場の規模が比較的小さく、関係者の数が限られている
  • 運営主体が一つにまとまっており、意思決定が集中している
  • 自社判断で運営調整ができ、外部との調整が最小限で済む

こうした構造から、私設市場では、地域の需要や取引先の動き、人員配置などを踏まえながら、休場日を柔軟に設定する運営が可能となっています。

市場の休みが流通に与える影響とは

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青果市場が休みになっても、流通そのものが完全に止まるわけではありません。ただし、市場取引が行われないことで、仕入れ価格物流の動きには一定の影響が出やすくなります。
最後は、休場日に伴って見られやすい主な影響を整理していきます。

市場経由の仕入れ量が減り、選択肢が限られる

市場が休場となる日は、セリや相対取引が行われないため、市場経由で流通する青果物の量が一時的に減少します。その結果、通常であれば市場で選べていた産地や品種、等級の選択肢が限られるケースが見られます。

とくに、市場取引への依存度が高い品目では、休場日の影響が出やすい傾向があります。

📦 影響が出やすい青果の一例

🥬 葉物野菜
 キャベツ・レタス・ほうれん草 など
🍅 日々相場が動きやすい野菜
 トマト・きゅうり・なす など
🍎 市場流通が中心の果物
 りんご・みかん など

連休前後で価格が動きやすくなる

市場の休場日が連続する時期には、取引の集中や分散が起こりやすく、価格が動きやすくなります。
休場前に仕入れが前倒しされることで価格が上振れしたり、休場明けに取引が集中することで相場が変動したりするケースも見られます。

こうした価格の動きは、青果物の需給バランスが短期間で変化しやすいことによるものです。

物流スケジュールが変わり、納品に影響が出る

市場の休場日は、物流スケジュールにも影響を与えます。集荷や配送のタイミングが前後にずれることで、通常とは異なる納品日程になる場合があります。

とくに連休を挟む場合は、配送日数の調整や荷動きの集中が起こりやすく、流通全体の動きが変化しやすい点が特徴です。
その結果、納品が特定日に集中したり、通常より早い・遅い時間帯での受け取りが発生するなど、現場対応に工夫が求められるケースも見られます。

まとめ

青果市場の休みは、「市場に休みがない」と思われがちですが、実際には水曜・日曜・祝日を基本とした休場日が設定されており、年末年始やお盆、ゴールデンウィークなどの時期には休場日が増える傾向があります。
ただし、具体的な休場日は市場ごとに異なり、すべての市場で同じ日程が採用されているわけではありません。

休場日の決め方には、市場の設置形態による違いがあります。公設市場では、多くの関係事業者が共通の前提で取引できるよう、年間の開場日カレンダーに基づいて運営されるのが一般的です。
一方、私設市場では、運営主体が一元化されていることから、地域の需要や取引状況に応じて、比較的柔軟に休場日が設定されています。

また、市場が休場となっても流通が完全に止まるわけではありませんが、仕入れ量や価格、物流スケジュールには一定の影響が出やすくなります。
市場の休みは、青果流通全体の動きと密接に関わる要素のひとつとして捉えることができます。

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