スーパーマーケットに行くと手に入るバナナやキウイフルーツ、アボカド。こうした青果の多くは、海外から輸入されているものがほとんどです。
しかし、わたしたち消費者が気づきにくいところ、たとえば加工品や外食産業でこそ、輸入青果が活用されているのをご存知ですか?
輸入と聞くと「品質や安全性は本当に大丈夫?」「国産の方が良いのでは?」と心配になるかもしれません。果たして、本当にそうなのでしょうか。
今回はそんな気になるポイントを解消できるよう、輸入青果について詳しくご紹介。その安全性や国内需要の実態、そして外国産の野菜・果物の上手な取り入れ方やサステナブルな取り組みにも触れていきます。
世界の食卓を、もっと身近に感じてみませんか?
日本は果物も野菜も輸入が多い? 最新データで見る輸入量の実態

まずは、日本の青果の自給率をもとに、私たちの生活における輸入青果の役割と、その背景を見ていきましょう。
実は国産が主流! 品目別に見る青果の輸入割合とその背景
日本は世界有数の食料輸入国。ここ数年の食料自給率(カロリーベース)はおよそ37〜38%前後で推移しています。これは、主要先進国の中で最も低いレベルにあり、食料安全保障の観点からも課題となっています。
しかし、青果(野菜・果物)に絞ってみると、バナナやアボカド、パイナップルなどの一部の輸入品をのぞけば、家庭で購入される多くは国産が主流。
実際、農林水産省のデータによると、日本の野菜の自給率は約80%、果物は約60%であり、青果に関してはそれほど低いとは言えないのが現状です。
このように、基本的には国内生産でまかない、輸入青果は、国内で生産が難しい品目や、季節的に安定した供給が求められる一部の品目において、その役割を発揮しているといえるでしょう。
食料自給率は徐々に低下! その背景には国内の問題点も……
しかしながら、国内の食料自給率も徐々に低下。ピーク時の1965年には約73%あった食料自給率も、現在は約38%(2022年時点)と大幅に落ち込んでいます。このような日本の状況には、国内におけるさまざまな問題が影響しています。
1. 農家の高齢化と後継者不足
農林水産省の統計によると、国内の農業従事者の平均年齢は約67歳。農家の高齢化が進み、後継者不足によって、国内生産量の低下を招く深刻な問題となっています。
2. 株式会社が参入できない構造的な問題
高齢化と後継者不足の背景には、日本の農業が「家族経営」に限定されているという、構造的な問題が関係している点も見逃せません。
現在のような家族単位で行う小規模な農業では、機械化や効率化が進まず、労働環境や収入面での改善が遅れ、結果として若者が農業を敬遠する根本的な原因となっているのです。
本来であれば、大規模農業の方が生産効率が高いのですが、このような原因からコスト競争力の高い外国産に押されているのが現状です。
この問題に対して、株式会社の参入を許可することが、生産性向上や後継者不足の解消につながるという意見もあります。
株式会社の参入によって資本と技術が投入されるようになれば、ドローンや自動運転トラクター、センサーによる生産管理といったスマート農業の導入が進み、効率化が図られるようになるでしょう。
さらに、農業を核とした地方創生も加速し、若者の参入や地域活性化がより推進されることも期待されます。今後の政府の動きに注目です。
3. 市場のニーズの変化
スーパーや外食産業では、通年をとおして一定の品質と量を確保することが求められます。 しかし、天候や自然災害の影響を受けやすい国内農業では、安定供給が難しい場面も少なくありません。これを補う形で、輸入青果の需要が増しているのです。
また、消費者のニーズも多様に。国内で生産できない珍しい品種や加工品への需要が高まっていることも一因となっています。
一番輸入されているのはどの品目? 野菜・果物ランキングでチェック!
日本が輸入している野菜・果物の主要な品目と輸入量ランキングは、以下のとおり。
【野菜】
- 玉ねぎ:24万1,097トン
- にんじん・かぶ:8万9,120トン
- ねぎ:5万7,235トン
- かぼちゃ:5万4,939トン
- ごぼう:4万491トン
出典:野菜ナビ(2023年)
【果物】
- バナナ:103万5,461トン
- パイナップル:16万4,143トン
- キウイフルーツ:96,221トン
- オレンジ:6万9,038トン
- アボカド:6万1,653トン
出典:果物ナビ(2023年)
このように、日本は多くの青果を国産でまかないつつも、毎年これだけの青果を輸入しています。
果物に関しては、スーパーマーケットで見かけるおなじみのフルーツが多い一方、野菜に関しては、輸入物はあまりピンとこないのではないでしょうか。
実は、スーパーマーケットでは産地表示の義務があるため、輸入野菜はどうしても敬遠されがち。そのため、輸入物の野菜の多くは、産地表示の義務のない外食産業や加工品として利用されているのが現状です。次で詳しく見てみましょう。
輸入青果はどう使われている? 用途と選ばれる理由を徹底解説

私たちの食卓に多様な味と彩りをもたらす輸入の野菜や果物。実際はどのようなシーンで使われているのでしょうか? 国産とのニーズの違いも含めてご紹介します。
家庭と業務でここまで違う! 輸入青果の“使われ方”の実態
輸入青果は、家庭用と業務用でそれぞれ異なる需要があります。
家庭用では “手軽に買える輸入の果物” が人気
家庭用では、バナナやキウイフルーツなど、通年安価で手軽に買える外国産の果物が人気です。これらは朝食やおやつ、デザートとして手軽に食べられています。
また、近年では食の健康意識の高まりから、アボカドやマンゴーなど、健康や美容に関心の高い層に支持される商品のラインナップも増えています。
輸入野菜は外食産業や加工用で使われている
外食産業では、低価格競争や安定供給などの理由から、安価な外国産の野菜が広く使われています。とくに大手のチェーン店では、コスト管理や効率的な運営のために、輸入野菜の依存度が高い傾向にあります。
具体的な例として、
- ハンバーガーチェーン:レタスやトマト、オニオンなどの野菜
- ファミリーレストラン:サラダバーの野菜や、付け合わせの野菜
- 居酒屋:揚げ物や炒め物に使われる野菜
以上のものは、輸入野菜が使われているケースが多くあります。
また、加工食品の分野では、輸入物の果物が冷凍フルーツやピューレ、ジュースの原料などとして広く利用されています。
国産vs.輸入! 消費者の“3つの判断軸”とは
輸入青果が一般的になったとはいえ、消費者は国産との違いをどのように捉え、どのような基準で選んでいるのでしょうか。
一般的に、国産青果は「新鮮さ」「安全性」「味の良さ」などが重視される一方、輸入青果は「価格の安さ」「安定供給」「珍しさ」などが重視される傾向にあります。
ここでは「価格・安心感・味の好み」という観点から、消費者の選択基準を見ていきましょう。
1. 価格を重視するなら…輸入品の“安さと安定感”が魅力!
輸入青果の大きなメリットは、安価で安定した供給が可能なことです。 海外の大規模農場では効率的な生産が行われており、多くの品目で国産よりも低価格で流通しています。
一方、国産青果は高品質ですが、コスト面で比較すると輸入品より割高になることが多いです。
2. 安心感を求めるなら…“顔の見える”国産品が根強い人気!
国産青果は「地産地消」や「生産者が見える」安心感があるため、鮮度や品質を重視する消費者に選ばれる傾向があります。とくに、子ども向けや家庭料理で使用する場合は、農薬や添加物の心配が少ない国産品を選ぶ人も多いです。
一方で、輸入青果は厳しい検疫や品質管理が行われているものの、輸送過程での保存方法や防腐剤の使用を気にする消費者も少なくありません。
3. ちょっと違う味を楽しみたいなら…“海外発”の個性派フルーツに注目!
輸入青果の魅力のひとつは、日本では栽培されていない珍しい品種が手に入ることです。 たとえば、ドラゴンフルーツやピタヤのようなトロピカルフルーツは、健康志向やSNS映えを意識したニーズが増え、輸入量が増加しています。
また、リンゴやブドウといったおなじみのフルーツも日本では栽培されていない品種に注目が集まっており、「いつもとちょっと違うものが食べたい」、そんなときの選択肢となっているようです。
知れば納得! 輸入青果に関する5つの疑問とその答え

輸入青果に対して、価格や安全性、環境負荷など、さまざまな不安や疑問を持つ方もいるかもしれません。ここではそうした疑問を解消し、外国産への理解を深めていきましょう。
Q1. 輸入青果は本当に安いの? 価格のカラクリとオトクな選び方
輸入青果は国産品と比べて「安い」と思われがちですが、実際のところは品目や時期、輸送コストなどによって大きく変わります。
レートや輸送コストの影響を受けやすい
輸入青果の価格は、為替レートの変動に大きく左右されます。円安になると割高に、円高になると割安になります。
また、輸送手段によって価格も変動します。一般的に、航空便は輸送時間が短いですが、その分コストが高く、船便は時間がかかるものの、比較的安く輸送できます。
そのほか、燃料費や人件費の上昇などの物流コストの変動も、輸入青果の価格に影響を与えます。
おなじみの輸入青果はオトクな傾向
「輸入品は国産より安い」と一概には言えませんが、生産国で大量栽培されている作物は、かなり安くなるケースが多いのが事実です。
たとえば、バナナ(フィリピンやエクアドル産)やパプリカ(韓国・オランダ産)は、国内産だと値が張る一方、広大な農地で大量生産される輸入物は、日本の果物よりも圧倒的に安価で供給されています。
ほかにも、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類、マンゴーやパイナップルなどのトロピカルフルーツも輸入品のほうが安価で手に入りやすいといえるでしょう。
ただし、これはあくまで “傾向”。高級フルーツや珍しい品種など一部の輸入青果や、輸入の時期によっては国内産に比べて高価な場合もあります。
Q2. 鮮度や味は落ちていない? その理由と見分け方とは
輸入青果は輸送距離が長いため、鮮度について心配する人もいるかもしれません。
しかし、近年では輸送技術の発達や産地での品質管理の徹底により、鮮度を保ったまま日本に輸入される青果が増えています。
追熟技術も日々進歩
果物は種類によって、収穫後も成熟が進むものがあります。
たとえば、バナナやアボカド、キウイフルーツ、マンゴーなどは未熟な状態で収穫・輸送され、日本に到着後、適切な温度管理を行うことで追熟させます。この追熟技術によって、店頭に並ぶ頃には食べ頃の状態になるよう調整されているのです。
輸送・保管技術の進歩
近年、輸入青果の輸送・保管技術は飛躍的に進歩。とくに、収穫後の青果を低温に保ちながら輸送・保管する技術(コールドチェーン)によって、鮮度を落とさずに長距離輸送できるようになりました。
また、ガス調整や真空パックといった特殊な包装技術も鮮度を保つのに大きく貢献しています。
店頭でチェック! 鮮度の良いものを選ぶポイント
このように、輸入青果はきめこまかい品質管理のもと、鮮度の劣化を極力おさえながら、私たちの食卓まで届けられています。
店頭で商品を選ぶときは、「触ったときに少し弾力がある」「表面にツヤがある」といったポイントを要チェック。より鮮度の良いものを選ぶことができるでしょう。
Q3. 農薬や防腐剤が心配… 安全性はどう確保されている?
輸入青果の安全性について、農薬や防腐剤の使用を心配する声も聞かれます。
しかし、日本の食品安全基準は世界的に見ても厳しく、輸入青果も厳しい検査をクリアしたものが流通しています。また、生産地においても、環境に配慮した栽培方法や農薬の使用制限などが設けられています。
日本の検疫や基準の厳しさはトップクラス!
日本の食品安全基準は国際的に見ても非常に厳格で、とくに残留農薬基準については世界でも有数の厳しさです。検疫所で残留農薬や防腐剤の基準を超えたものは輸入が禁止されており、市場に出回ることはありません。
具体的におこなわれている検疫検査は、こちら。
- 残留農薬検査
- 微生物・細菌検査
- 食品添加物・防カビ剤の検査
- 病害虫検査(植物防疫法)
- 放射性物質検査
- 残留抗生物質・重金属検査
さらに、過去に基準値以上の検出があった国や品目は検査の頻度が増加し、より厳しく管理されます。

輸入される野菜や果物、花などは、植物防疫所の基準に従い、輸入量の数%が検査されます(例:100個輸入の場合は5カートン以上を検査)。検査で虫が見つかると、燻蒸(くんじょう)が行われます。燻蒸には「青酸ガス燻蒸室」と「シュウ酸メチル燻蒸室」があり、見つかった虫の種類によって使い分けられます。
詳しく知りたい方は、植物防疫所の「輸入植物検疫」をご覧ください。
世界基準の安全規格や生産者の取り組み
近年では、世界的に安全な食品を供給するための取り組みとして、以下のようなものが積極的に進められています。
- グローバルGAP:
食品安全や環境保全に関する国際的な認証制度で、多くの生産者がこの認証を取得し、安全管理を徹底しています。 - 有機認証:
有機栽培で作られ、農薬や化学肥料の使用が制限されている青果には「有機認証」がついています。 - トレーサビリティシステム:
流通履歴を追跡できるトレーサビリティシステムを導入することで、生産者の情報を確認できるようになっています。 - フェアトレード:
認証を受けた製品は、生産者に公正な価格が支払われるとともに、労働環境の改善や児童労働の禁止、環境保護の推進など、持続可能な生産の実現が支援されています。
これらの認証制度や生産者の努力によって、輸入青果の安全性は以前よりもずっと高く評価されています。
Q4. 輸入で環境負荷は増える?フードマイレージと地球への影響
輸入青果は、私たちの食卓を豊かにしてくれる一方で、輸送距離の長さから環境負荷が高いのではないか、と懸念する声もあります。
輸送にともなうCO2排出量
青果の輸送方法は、おもに船便と航空便の2つがあります。
- 船便:大量輸送が可能。CO2排出量も比較的少ない。輸送時間が長い。
- 航空便:迅速な輸送が可能。CO2排出量は船便よりも多い。
一般的に、輸入青果は船便で輸送されることが多いですが、イチゴやマンゴー、アスパラガスなどの足がはやい果物や、緊急性の高い場合は航空便が利用されています。
国内流通と比較して輸送距離が長くなる輸入青果は、やはりCO2排出量も多くなる傾向にあります。しかし、最近は低炭素燃料を使ったエネルギー効率の高い船舶の導入、CO2排出量を抑えた輸送ルートの最適化など、環境負荷を軽減する取り組みも進んでいます。
生態系や土壌への影響
輸入青果の生産地では、大規模な農園開発が進んでいる地域もあります。このような開発によって、森林伐採や生態系破壊、土壌劣化などの問題が浮き彫りとなっています。
その一方で、このような問題に対して、環境に配慮した持続可能な農法を実践する生産者も増えてきました。
たとえば、有機栽培やフェアトレード認証を取得している生産者は、環境負荷の低減に努めています。ほかにも、再生型農業や森林農法といった取り組みが積極的になされています。
Q5. 結局どう選べばいい? “サステナブルな青果生活”への第一歩
輸入青果の背景や影響を知った今、私たち消費者ができるアクションとは何でしょうか? 実は、日々の買い方・選び方にこそ、地球環境への配慮を示すヒントがあります。
- フェアトレード認証のある青果を選ぶことで、生産者の労働環境や持続可能な開発を支援できます。
- 有機JASやグローバルGAPなどの認証マークをチェックし、安全性と環境配慮の両立を意識しましょう。
- トレーサビリティ(生産履歴)が明記されている商品を選べば、生産地の透明性にも貢献できます。
さらに、必要以上に買いすぎず、食品ロスを減らすことも、立派なサステナブルアクション。「どこから来たか」「どんな人が作ったか」に目を向けるだけでも、未来の農と食を守る一歩になります。
輸入青果はどう運ばれてくる? 手元に届くまでの流れを解説!


輸入青果が消費者の手元に届くまでは、以下のような流れが一般的です。
海外の生産者 → 集荷業者・生産者団体 → 商社・輸出業者 → 輸送 → 輸入手続き・検疫 → 商社 → 卸売市場(または小売業者・食品加工業者) → 小売業者・飲食店 → 消費者
従来は、こうした流通ルートを通じて全国の小売店や飲食店に届けられてきましたが、流通の多様化により、消費者の手元に届くルートにも新しい動きが見られます。
たとえば、近年のSNS映えや健康ブームの影響もあり、ピタヤ、ラムブータン、スターフルーツといった珍しい果物は以前よりも需要が増加。このようなスーパーマーケットでは手に入りづらい珍しい青果は、直輸入のECサイトで購入する消費者が増えており、今後ますます需要は拡大すると予想されます。
毎日の食卓にどう活かす? 輸入青果をもっと楽しむコツ


輸入青果を活用すれば、季節を問わず多様な食材を楽しめるだけでなく、コストや栄養面でもメリット満載。ここからは、輸入青果の上手な取り入れ方を見てみましょう。
冷凍青果はコスパも栄養も◎ おいしく使える万能アイテム
輸入青果は生のものを購入するだけでなく、冷凍品を活用することで、価格の変動を抑えながら安定して楽しむことができます。
たとえば、イチゴやブドウなど、旬ではない国産果物は手が届きにくいもの。そのようなときは、輸入の冷凍商品が大活躍です。
手軽で安価なうえ、収穫後すぐに急速冷凍されるため、ビタミンやミネラルが豊富なのも魅力。冷凍果物は解凍すると水分が出やすいので、半解凍の状態で食べるのがおすすめです。
保存と追熟で差がつく! 野菜と果物のおいしい管理術
輸入青果の美味しさを最大限に引き出すコツは、適切に保存すること、そして上手に追熟すること。野菜と果物に分けて、ポイントをご紹介します。
野菜
野菜 | 保存温度 | 保存のポイント |
---|---|---|
ブロッコリー | 冷蔵(2〜5℃) | 湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れると鮮度が落ちづらい。 すぐに使わない場合は、下茹でして冷凍保存が◎ |
パプリカ | 冷蔵(7〜10℃) | 乾燥を防ぐため、ラップや保存袋で密封。カット後はタネとワタを取り込んで保存。 |
アスパラガス | 冷蔵(2〜5℃) | 立てた状態で保存し、湿らせたペーパーで包むと鮮度が落ちづらい。 |
果物
果物 | 保存温度 | 追熟のコツ |
---|---|---|
マンゴー | 常温(20〜25℃) | 多くの場合で追熟が必要。 柔らかくなったら冷蔵庫で保存し、早めに食べるのが◎ |
バナナ | 常温(15〜20℃) | 日光を避け、吊るしてじっくり保存。熟れたらヘタにラップを巻いて、冷蔵庫の野菜室へ。 |
キウイ | 常温(15〜20℃) | 追熟後は冷蔵庫で保存。リンゴと一緒に袋に入れると成熟が早まる。 |
より熟成を早めたい場合は、リンゴやバナナと一緒に保存すると◎ エチレンガスの影響で熟成が早まります。とくに、キウイフルーツやマンゴーはエチレンガスに敏感なので、効果大です。
まとめ
私たちの食卓に欠かせない輸入の野菜や果物。国内生産だけでは需要をまかないきれない現状において、輸入青果は食料の安定供給に貢献しています。
価格や安全性、環境負荷といった課題を抱える一方で、近年では技術革新や国際的な取り組みもあり、その品質は格段に向上。正しく理解し、上手に取り入れることで、輸入青果は私たちの食卓をより豊かに、そして持続可能なものへと導いてくれる存在になるはずです。
今後、気候変動や世界情勢の変化により、食料の安定供給がより一層重要になることが予想されるなかで、輸入青果はますます注目される分野となるでしょう。
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