鮮魚に関わる正社員の仕事とは? 職場・年収・キャリアを詳しく紹介!

鮮魚に関わる正社員の仕事とは? 職場・年収・キャリアを詳しく紹介!
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この記事の監修

監修者のアバター       葛川英雄      

水産市場の競り人、生鮮食品業界、人材業界で培った豊富な経験を持つ食のプロフェッショナル。現在は株式会社オイシルの代表取締役として、10年以上の業界経験を活かし、生鮮業界やスーパーマーケット業界の発展に貢献しています。

鮮魚に関わる仕事といえば、スーパーの売場市場、あるいは飲食店の調理場などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし実際には、鮮魚の正社員として活躍できるフィールドは多岐にわたっており、その役割や働き方も職場によって大きく異なります。

本記事では、鮮魚の仕事に関心のある方に向けて、正社員としての働き方キャリアパス年収の目安などしごとに関わる幅広い知識を詳しくご紹介。未経験から挑戦したい方も、転職を視野に入れている方も、必見です。

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目次

鮮魚に関わる正社員はどこで働いている?

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スーパーや市場、物流センター、飲食店まで、鮮魚を扱う職場は実にさまざまです。まずは、鮮魚に関わる正社員が実際にどんな現場で働いているのかを4つのタイプに分けて整理し、それぞれの仕事内容や役割を見ていきましょう。

【スーパー・鮮魚専門店】地域の食卓に魚を届けるしごと

スーパーマーケットの鮮魚売場専門店は、最も身近な “魚のプロ” が活躍する場です。

仕入れた魚を店頭で加工・陳列し、パック詰めや値付け、鮮度管理、売場づくりまでを一貫して行います。日々の接客を通じて、季節のおすすめや調理法を提案することもあり、地域のお客様との距離が近いのが特徴です。

正社員として働く場合は、このような業務に加えて、パートやアルバイトへの作業指示シフト管理売上や在庫の管理など運営に関わる業務も任されます。

とくにスーパーでは、鮮魚部門だけでなく青果・精肉など他部門との連携も求められるため、店舗全体の流れを把握しながら業務を進める力が必要となります。

【競り人・仲卸】全国の鮮魚を市場から届けるしごと

卸売市場も鮮魚に関わる代表的な職場です。
全国の漁港や産地から届いた鮮魚が毎日取引されており、卸売業者に所属する「競り人」が、魚の鮮度や大きさを瞬時に見極め、仲卸や買参人に向けて販売を行っています。

そして、競りで仕入れた魚を、実際に小売店や飲食店に届けるのが「仲卸」の役割です。注文に応じて仕分け・加工を行い、指定された時間までに出荷を完了させる業務を担っています。

このように、市場で鮮魚を扱う正社員は現場作業だけでなく、売上や在庫の管理、若手スタッフの育成、取引先との商談なども担っています。
仕入れ量や出荷内容は、競りの動向や天候によって日々変化するため、現場の状況を見極めて柔軟に対応する力が問われる仕事です。

【加工・物流センター】鮮魚の安定供給を支えるしごと

加工・物流センターは、スーパーや飲食チェーンの店舗に向けて、鮮魚を安定的に届けるための中核拠点です。運営主体には、大手チェーンが自社で構えるセンターのほか、加工を専門に請け負う外部業者も含まれます。

主な業務は、入荷した魚の下処理(内臓除去や三枚おろしなど)、商品ごとのカット、パック詰め、ラベル貼付といった加工工程に加え、出荷スケジュールに合わせた仕分け・発送作業なども含まれます。

いずれも大量かつ効率的なオペレーションが前提となるため、機械やライン作業を取り入れている施設も多く見られます。

正社員は、こうした加工・出荷業務を支える現場管理のほか、人員配置や工程の改善、安全衛生のチェックなど、センター全体のマネジメントも担います。

日々多くの商品を処理する現場では、品質を落とさず、いかに効率よく業務を回せるかが鍵となるため、段取り力や衛生意識、現場スタッフとの連携力が欠かせません。

【飲食店】板前・料理人として魚を提供するしごと

鮮魚に関わる職場として、飲食店も一般的な選択肢のひとつです。厨房では、魚の仕入れから下処理、調理、盛り付けまでを一貫して担うことが多く、料理人としての技術とセンスが問われます。

正社員の場合は、これらの業務に加えて、売上や利益に貢献する仕入れ業務も行います。料理に適した魚を選ぶ目利き力や、鮮度・コストを踏まえた発注判断、業者との商談・納品チェックなどを通じて、原価を適切にコントロールする力が期待されます。

さらに、厨房内の衛生管理や在庫管理、後進の指導・育成といった店舗運営の一端を担うことも少なくありません。
店舗全体の動きを把握しながら、調理以外の業務にも関わっていくのが正社員の特徴です。

パートやアルバイトとは違う!正社員が担う役割とは

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鮮魚の現場では、多くのパート・アルバイトが働いています。その中で正社員は、作業スキルだけでなく、現場をまとめる力や数字への意識、運営全体を支える視点が問われます。ここからは、正社員ならではの役割を3つの観点から紹介します。

人のマネジメント 〜現場を束ね、チームを動かす〜

多くのスタッフが関わる鮮魚の現場では、日々の作業を円滑に進めるために、現場全体を見渡し、調整できる役割が非常に重要です。
正社員は、現場の動きを常に把握し、誰にどの作業を任せるべきか、どう動けば全体がスムーズに回るかを判断。その場その場で的確な指示を出すことで、チーム全体のパフォーマンスを最大化します。

たとえば、商品の加工と補充が重なる時間帯には、「このタイミングで補充班を増やそう」「加工は一度止めて、陳列を優先しよう」といったように、状況に応じた柔軟な采配が、作業全体の質とスピードを大きく左右します。

また、新人スタッフの教育や接客の指導も、正社員の重要な仕事です。現場の雰囲気作りや、スタッフ一人ひとりのやる気を引き出す働きかけは、直接数字には表れないものの、チームの士気と生産性を高める上で欠かせない役割です。

売上・コスト管理 〜数字を意識して業績に貢献する〜

正社員は、日々の売上だけでなく、原価や廃棄といったコストにも常に意識を向ける必要があります。

鮮魚は足が速く、わずかな判断の遅れがロスを招くため、仕入れや加工量の調整には細心の注意が欠かせません。こうした小さな工夫の積み重ねが、ムダのない運営と利益の最大化につながっていくのです。

数字は冷たく見えがちですが、現場で働く人の頑張りを正当に評価するための指標でもあります。だからこそ、売上やコストにしっかり目を向けることが、現場の価値を守ることにつながるのです。

現場の管理業務 〜衛生・品質・工程まで広く目を配る〜

鮮魚を扱う現場では、スピードと正確さが求められる一方で、衛生や安全への配慮も欠かせません。水や氷を多く使う環境では、床が滑りやすくなったり、器具や作業台に汚れが残りやすくなったりと、思わぬ事故や衛生トラブルのリスクがつきものです。
万が一、衛生面での問題が発生すれば、それは店舗全体の信頼を損なう重大な事態にもなりかねません。

こうしたリスクを防ぐために、正社員は現場の動線や作業手順、衛生管理のルールがしっかり守られているかを日々確認し、目を配ります。
温度管理や器具の洗浄状況、清掃の抜け漏れなど、細かなチェックを地道に重ねることが、安全で信頼される現場づくりにつながります。

鮮魚の正社員の年収はどれくらい?職種ごとの給料を比較

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鮮魚に関わる正社員として働くうえで、やはり気になるのが収入面。同じ鮮魚の仕事であっても、職種によってその差は意外と大きいものです。
ここからは、主な職場別に、鮮魚の正社員の年収相場を見ていきましょう。

小売は年収320〜450万円、専門性が高い職種では550万円超も

鮮魚の正社員としての年収は、働く職場や業務内容によって大きく異なります。第1章で紹介した4つの職場別に、その傾向を整理します。

🛒 スーパー・鮮魚専門店などの小売店

スーパーマーケットや専門店の鮮魚売場で働く正社員の年収は、320万〜450万円前後が一般的です。

加工や陳列、売場づくりなど幅広い業務に対応できる人材は重宝され、役職や評価によっては500万円近くまで伸びることもあります。技能手当やリーダー手当が支給されるケースも多く、経験に応じて待遇が変わっていきます。

🚛 市場の競り人・仲卸

卸売市場で働く正社員の年収は、担当する業務や所属先によって幅があります。

仲卸業者の場合、魚の仕入れ・加工・配送・商談までを担うことが多く、年収は400万〜500万円台が目安。担当エリアや扱う量によって、さらに上を狙えるケースもあります。

また、同じ市場内で働く「競り人(卸売業者に所属する専門職)」は、専門性の高い職種とされており、その平均年収は662.3万円。市場内でも際立って高い水準となっています。

✒️ 参考:職業情報提供サイト job tag『せり人』

🧊 加工・配送

スーパーや外食チェーン向けの加工・配送センターで働く正社員の年収は、一般的には350万〜450万円前後が中心です。
一方で、実際の求人では600万円程度の提示もあり、担当業務の幅やポジションによって大きな差が生じることもあります。

また、jobtagに記載された「水産ねり製品製造」の平均年収は366.2万円、「ルート配送ドライバー」は394.5万円とされており、これらの数値もひとつの目安になるでしょう。

✒️ 参考:
職業情報提供サイト job tag『水産ねり製品製造』
職業情報提供サイト job tag『ルート配送ドライバー』

ただし、こちらの統計にはパート・アルバイトの給与も含まれており、正社員のみで見ると、もう少し高めの水準になると考えられます。

いずれの職種も、正確さとスピードが求められる現場であり、時間管理や工程改善などのスキルも重視されます。経験を重ねてリーダーやマネージャー職に就くことで、さらなる収入アップが期待できるでしょう。

🍣 板前・寿司職人などの飲食店

公的な統計によれば、「寿司職人」の平均年収は369.5万円とされています。

✒️ 参考:職業情報提供サイト job tag『すし職人』

ただし、飲食業界で魚を扱う調理職は、店の規模や職位によって収入に大きな差があり、高級店や繁盛店では400万〜500万円以上となる例もあります。

技術力や経験が評価されやすい業態なので、日々の仕事ぶりが収入に反映されやすいのが特徴です。一般的な調理スタッフから始まり、副料理長や料理長といったポジションにステップアップすることで、収入アップも期待できるでしょう。

このように、同じ「鮮魚を扱う仕事」でも、働く場所や役割によって年収には大きな差があります。仕事内容だけでなく、自分の得意分野やライフスタイルに合った職場を選ぶことが、収入と働きやすさの両立につながります。

手当で月2〜5万円の収入アップも可能

鮮魚の仕事では、基本給に加えて各種手当が支給されるケースが多いため、条件によっては、月収ベースで2〜5万円程度の上乗せが見込めることもあります。

とくに多く見られるのが、早朝手当深夜手当寒冷地手当などの時間帯・地域に応じた手当です。なかでも、卸売市場や加工センターなど、始業時刻が早い・冷蔵環境での作業がある職場では、これらの手当が安定的な加算要素となります。

また、役職手当技能手当など、現場での経験やスキルに応じて評価される手当も存在します。
たとえば、包丁の技術や魚の目利きといった専門技術に対する評価や、チーフ・主任などマネジメント職に就いた際の加算がこれにあたります。

職場によっては、家族手当や住宅手当、通勤手当なども支給され、ライフステージに応じて実質年収が大きく変わることもあります。
ただし、求人票では「月給+手当」の記載が曖昧なことも少なくありません。面接時に詳細を確認しておくことが重要です。

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鮮魚の正社員で年収アップを目指す!3つの方法と注意点

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正社員として鮮魚の仕事に就いたら、次に気になるのは「どうすれば今より収入を上げられるか」という点ではないでしょうか。年収アップの道は、必ずしも一つではありません。

ここからは、収入を伸ばすための代表的な3つの方法と、それぞれの選択に潜む注意点について解説します。「年収アップ=成功」とは限らないからこそ、自分に合ったアプローチを冷静に見極めることが大切です。

① 専門スキルを磨いて収入アップ

鮮魚の現場では、実務に直結する専門スキルが年収アップにもつながります。
たとえば、「三枚おろし」「皮引き」「柵取り」などの包丁技術に加え、魚の鮮度や旬の見極め、調理や提供に関する知識など、求められる技術は多岐にわたります。

こうしたスキルは、「技能手当」「昇給・昇格」にも関わる評価基準です。中には、等級制度や昇格試験を設けている企業もあり、魚のさばき方やスピード、衛生処理、歩留まりの良さ(ロスを抑えた加工)などが評価対象になることもあります。

また、「調理師免許」や「食品衛生責任者」などの資格が手当や昇格に影響するケースもありますが、評価の中心にあるのは日々の業務で発揮される実践力。現場で確かな成果を出せる技術や判断力を磨いていくことが、収入アップの近道です。

② 役職について収入アップ

鮮魚の現場では、作業の熟練度やマネジメント力に応じて、リーダー主任チーフといった役職に就く道があります。こうした役職に就くことで、基本給の昇給に加えて「役職手当」「賞与額の増加」といった待遇面の改善が期待でき、収入アップにつながります。

役職者には、現場全体の進行管理やスタッフの育成、売場づくりや数値管理など、より広い視野と責任が求められます。忙しい時間帯でも落ち着いて状況を判断し、効率的にチームを動かす力や、店舗全体の利益を見据えた判断力が重視されるでしょう。

また、企業によっては「部門責任者」「店長候補」などのポジションに昇格することで、年収500万円以上が現実的になるケースも少なくありません。評価制度が整っている職場では、実績に応じたキャリアアップがしやすく、給与面の伸びも明確です。

③ 転職で収入アップ

転職はハードルが高いと感じる人も多い一方で、鮮魚の仕事で年収を上げる最も手っ取り早い方法のひとつでもあります。実際に、同じ職種・スキルでも、企業やポジションによって年収や待遇に大きな差が出るのが現実です。

とくに魅力的なのは、「自分で条件を選べる」という点です。今の職場では上がり幅が限られていたり、責任ばかり増えて実質の負担が大きくなったりすることもあります。中には、役職に就いたことで残業代が出なくなり、結果的に収入が目減りするケースも。

一方で転職活動では、「勤務地」「勤務時間」「完全週休二日制」「年間休日数」といった労働条件や、「賞与の有無」「福利厚生」などの待遇面を総合的に比較できます。中には「経験者優遇」で初任給が高めに設定されている求人もあり、スキルに見合った条件を選びやすくなります。

収入を上げたいけれど、今の働き方にモヤモヤを感じている。そんな方にとって、転職は新しい可能性を開く選択肢となるでしょう。

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【注意点】年収だけにとらわれるリスクとは

年収アップは働く上での大きなモチベーションになりますが、それだけに目を奪われてしまうと、かえって後悔につながるケースもあります。
とくに鮮魚の仕事では、労働時間の長さ勤務時間帯(早朝勤務など)職場の人間関係現場の空気感など、実際に働いてみないとわからない要素も多く存在します。

また、給与の内訳にも注意が必要です。基本給が高く見えても、残業代が出ない、ボーナスが不安定、手当がカットされやすいといった条件では、実質的な年収が想定より下回ることも。
逆に、基本給は控えめでも、安定した手当や待遇が充実している職場のほうが、長く安心して働ける場合もあります。

年収はあくまで「全体のひとつの指標」です。数字だけで判断せず、働き方やキャリアの成長性、自分にとっての働きやすさも含めて、総合的に判断する視点を持つことが大切です。

✅ チェックポイント 鮮魚の現場で年収だけにとらわれないために

収入面だけで「OK」と判断する前に、次のようなポイントをしっかり確認しておきましょう。とくに鮮魚の現場では、働き方や環境の違いが生活に直結します。

✅️ 「早朝出勤」「シフト制」の勤務条件は生活スタイルに合っているか
 → とくに市場勤務・加工場などは深夜〜早朝勤務が発生しやすい。

✅️ 「手当込みの年収提示」の中身を細かく確認したか
 → 寒冷地手当・深夜手当・残業手当が月給に含まれている場合、実際の基本給は低いことも。

✅️ 「残業代の支給有無」や「みなし残業制」の範囲を把握しているか
 → 中堅以上のポジションでは「残業代なし」になることも。

✅️ 実際に働く現場で「鮮度管理」や「衛生対応」のレベルが保てそうか
 → 劣悪な環境ではスキルを活かす前に心身を消耗する可能性も。

✅️ 「キャリアアップ制度(昇格試験・評価制度)」が整備されているか
 → 現場経験が年収に反映されにくい企業も存在。

✅️ 「勤務地・通勤環境」は無理のない範囲か
 → 勤務地によって始業時間や交通の便に差が出ることも。

✅️「経験者優遇」の実態が明示されているか
 → 求人票に記載があっても、昇給・昇格条件やスタート年収が不透明な場合もある。

なお、「交通費支給」「制服貸与」「正社員登用制度」「履歴書不要」などの有無も、応募前に確認しておくと安心です。即日勤務可能かどうかなど、雇用開始時期の柔軟性もチェックしておきましょう。

【キャリアを積みたい人へ】
鮮魚正社員としての成長ルートとは

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ここからは、鮮魚の正社員として積み重ねた経験を、どのようにキャリアアップにつなげていけるのかを見ていきましょう。
現場での昇格にとどまらず、部署異動や本部職への挑戦、さらには独立や他業態への転職など、キャリアの選択肢は多彩に広がっています。

社内で昇格を目指す! リーダー・管理職として現場を動かす

鮮魚の正社員として現場での実務を重ねるなかで、やがてはリーダーや管理職といった役職が現実的なキャリアの選択肢になってきます。
売上や人員、商品管理など幅広い業務をスムーズに進めるためには、現場全体を見渡す視点が欠かせないため、ただ作業をこなすだけでなく、チームを動かす力が求められるようになります。

「魚をさばく人」から「現場を動かす人」へ —— 現場内での昇格は、もっとも堅実で確かな成長ルートといえるでしょう。

部署異動や本部職も視野に! キャリアを広げる選択肢

現場での実績を重ねた先には、バイヤーや商品開発、品質管理、教育担当など、本部職や専門部署で活躍する道もあります。

たとえば、バイヤーは市場や産地と交渉して商品を選定し、売場全体の魅力を左右する役割を担います。品質管理では加工工程や衛生基準をチェックし、安全性を守る立場に。新人研修や技術指導を行う教育担当も、現場経験者が力を発揮しやすい分野です。

こうした新たなフィールドに挑戦できるのも、鮮魚正社員としての魅力のひとつです。

他業態への転職や独立も! 経験が活きる多彩な道がある

収入アップや働き方の自由、より強いやりがいを求めて、他業態への転職や独立に挑戦する人も少なくありません。
簡単な道ではありませんが、鮮魚の現場で培った知識や技術を武器に、これまでとは異なるフィールドへと踏み出すケースも増えています。

たとえば、寿司店や和食店などの飲食業界への転身は、加工スキルや魚の知識をそのまま活かせる代表的な選択肢です。ほかにも、鮮魚専門店の開業や、惣菜・刺身盛りを扱う移動販売・キッチンカーなど、独立という道を選ぶ人もいます。

近年では、ECや定期便サービス、地方食材を活かしたブランド展開など、デジタルや地域と結びついた新しいビジネスモデルも広がっており、参入しやすい土壌が整いつつあります。

鮮魚の仕事は専門性が高い一方で、食のインフラを支えるニーズの高い業界。経験者の転職もしやすく、実力次第で活躍の場がどんどん広がっていきます。

鮮魚の正社員になるには?
応募ルート別にポイントを解説

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鮮魚の正社員として働くには、どんな道があるのでしょうか。実は、未経験からの転職やパートからの登用新卒での就職など、さまざまなルートが存在します。
最後は、それぞれの立場に応じた応募のポイントや、採用されるための準備のコツを分かりやすく紹介していきます。

「異業種から正社員を目指す」経験を活かす転職と準備のポイント

鮮魚業界は、異業種からの転職者も多く活躍している分野のひとつです。とくに小売や飲食、物流などで培った経験は、現場で即戦力として評価されやすい傾向があります。

たとえば、飲食店での調理経験があれば、包丁の扱いや衛生管理への理解が強みになりますし、販売職での接客経験も、鮮魚売場での声かけや提案販売に活かせます。業界未経験でも、前職で得たスキルを具体的に伝えることがポイントです。

また、応募時には「魚の扱いは未経験ですが、○○の現場で○年間、○○を担当していました」のように、自分の経験がどう鮮魚の現場に役立つかを結びつけて説明できると好印象です。

入社後は現場での実践を通じて技術を身につけていくスタイルが一般的なので、完璧なスキルよりも「覚えていこうとする姿勢」「体力・丁寧さ」といった前向きな姿勢をアピールしていきましょう。

「パートから正社員を目指す」登用されるための働き方と心構え

鮮魚の現場では、パートやアルバイトから正社員へ登用されるケースも珍しくありません。実際に、日々の仕事ぶりが評価されてチーフや主任に昇格した人も多く、現場での積み重ねがキャリアにつながりやすい環境といえます。

なお、正社員登用を目指すうえで大切なのは、「任された仕事を確実にこなす」ことに加えて、周囲を見ながら自発的に動けるかどうか。たとえば、加工が立て込んでいるときに補助に回ったり、納品物の不備に気づいて報告したりといった “気配り” や “段取り力” が信頼につながります。

また、シフトの安定性勤務態度も登用の判断材料になります。繁忙期や早朝など、現場が手薄になる時間帯にも対応できる柔軟さは、長く働ける人材として高く評価されるでしょう。

現場によっては、年に数回、登用のチャンスが設けられていることもあるため、普段からの働きぶりに加えて、「正社員として働きたい」という意思を伝えることも大切です。

「新卒から正社員を目指す」志望動機と職場選びのヒント

鮮魚業界では、新卒採用も行われており、とくに食品系・調理系の専門学校や水産高校からの就職が比較的多く見られます。魚の扱いや衛生管理に関する基礎知識を持っていると、現場での習得もスムーズです。

ただし、必ずしも専門的な学校を出ていなければならないわけではありません。面接では「体力に自信がある」「細かい作業が得意」「魚が好き」など、自分の素直な動機や強みを言葉にすることが重要です。

また、企業によっては、研修制度や等級制度が整っており、新卒からでも段階的にスキルを身につけ、キャリアを積める環境が用意されています。働きながら学べる職場を選ぶことが、長く活躍するうえでのカギとなるでしょう。

まとめ

鮮魚の正社員として働くフィールドは、スーパーや市場、加工センター、飲食店など多岐にわたります。仕事内容や求められるスキルは職場によって異なりますが、いずれも鮮度と品質を支える現場の要として欠かせない役割を担っています。

年収やキャリアの面でも、スキルや経験に応じた評価が得られやすく、現場での努力がしっかりと形になるのが鮮魚業界の特徴です。マネジメントや専門技術を伸ばして昇格を目指す道はもちろん、本部職へのステップアップや独立・転職といった選択肢も広がっています。

また、異業種からの転職やパートからの登用、新卒からの入社など、入り口が柔軟でチャンスの多い業界でもあります。「魚に関わる仕事がしたい」「食を支える現場で活躍したい」—— そんな思いがあれば、鮮魚の仕事はきっと、自分らしいキャリアを築ける選択肢のひとつになるはずです。

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