福島県猪苗代町出身の遠藤祐太さんは、フィットネストレーナーから人材紹介業界へとキャリアチェンジし、現在はオイシルでキャリアアドバイザー兼マネージャーとして活躍しています。
専門学校でスポーツ系の勉強をした後、約4~5年間フィットネストレーナーとして働き、その後看護師専門の人材紹介会社で4年間の経験を積みました。現在は生鮮業界特化という新しいフィールドで、求職者と企業の橋渡し役を務めながら、4名のチームマネジメントも担当しています。
草野球と筋力トレーニングを趣味とする彼の、転職支援にかける想いとオイシルでの働き方について話を聞きました。
プロフィール
- 名前:遠藤 祐太(えんどう ゆうた)30歳
- 出身:福島県猪苗代町
- 趣味:筋トレ、草野球、野球観戦、動画、ゲーム
- 好きなアーティスト:さユり、カンザキイオリ、結束バンド、スピッツ
入社の経緯と動機
——まず遠藤さんの自己紹介と経歴について教えてください。
遠藤:遠藤祐太と申します。出身は福島県の猪苗代町という、観光地として知られる田舎で育ちました。趣味は草野球で、前職がフィットネストレーナーということもあって筋力トレーニングも週に3回続けています。
新卒で専門学校を卒業してから、フィットネストレーナーを4~5年やっていました。その後、看護師の人材紹介会社に転職して約4年の経験を積み、その後SaaSの会社に1年在籍しましたが退職して、現在はオイシルに在籍しています。
現在はキャリアアドバイザーとして人材紹介の営業職を担当しており、求職者の方との面談と求人の提案、それから法人との商談と人材紹介における契約のやり取りを行っています。

——入社の経緯と動機について教えてください。
遠藤:以前在籍していた人材紹介会社で4~5年働いて、自分なりにやりきったという思いがあって退職しました。実は前職では1年間、フィットネス向けのSaaSサービスを販売する会社にいたのですが、家庭事情で退職することになりました。新たな職を探すときに、人材紹介自体は嫌いではなかったので、もう一度挑戦しようと思ったのがきっかけです。
その中でも、現在はブルーオーシャンである生鮮業界に特化した人材紹介会社という点と、成長中の企業でまだポジションに空きがあるということで、そこに入り込みたいという気持ちもあって入社を決めました。
——オイシルに入社するにあたって譲れない条件はありましたか?
遠藤:具体的な金額ではなく、会社のシステムとして評価がしっかりとされて、その評価に応じて稼げる環境であることを重視していました。
経歴
- 2016年… フィットネストレーナー
- 2019年…医療業界特化 人材紹介会社の営業
- 2023年…フィットネスジムなどトレーナー業界向けSaaSの営業
- 2024年…株式会社オイシル
入社前後のギャップ
——入社前と入社後にギャップを感じたことがあれば教えてください。
遠藤:大きなギャップはなかったのですが、葛川代表の人柄には良い意味でギャップを感じました。これまでやり取りをしていた上司や社長は、良い意味でも悪い意味でも人間味を感じない方が多かったのですが、葛川さんは全く違うタイプでした。数字を上げるとすごく喜んでくれますし、失敗すると本当に落ち込んで、その姿もメンバーに見せます。そうした感情を素直に見せることで、かえって関わりやすく、距離感も掴みやすいと感じています。
——思っていたのと違ったという悪い面はありましたか?
遠藤:全くありませんでした。スタートアップのベンチャー企業ということを理解していたので、ナレッジがまだ少ないことや、仕組みが完全に整っていないこと、メンバーがまだ揃いきっていないことは想定していました。そのため、ギャップは感じませんでした。
現在の仕事内容
——現在の具体的な仕事内容について教えてください。
遠藤:求職者対応と法人対応、そして現在は4名のチームマネジメントを担当しています。
求職者対応では、登録いただいた方と20~30分お話して、現在のお悩み、これまでのご経歴、今後のご希望条件をヒアリングします。その内容をもとに求人と企業をピックアップして、求人票でご紹介します。ご応募いただいたら企業にアプローチし、書類選考を通過した場合は面接の日程調整と合否の確認、最後に内定が出た際にはクロージングまで行います。

——どういった求職者の方が多いんでしょうか?
遠藤:生鮮業界と飲食業界の方が中心で、スーパーマーケットのバックヤードでお肉を加工したり、お魚をさばいたり、飲食店のキッチンで働いていた方が多いです。転職エージェントに慣れていない方が多く、最初は「なぜそこまで詳しく話す必要があるのか」「どういう流れで進むのか」といった質問をよく受けます。
また、弊社のメンバーは比較的若いので、ベテランの50代の方からは「なぜそんなにズケズケと聞くのか」と言われることもあります。サービスの認知度と求職者側の理解度にはまだ差があると感じています。
男女比は8対2で男性が多く、年齢層は30代40代がメインです。弊社が経験者を中心に集客していることもあり、半分以上が30代40代、3割が50代、2割が20代という構成になっています。
——法人側のBtoBの仕事はどんなことをしているんでしょうか?
遠藤:基本的な流れは求職者対応と変わりませんが、法人からお問い合わせをいただいたら、現在の採用課題、必要な人数、求める経験やスキル、年齢層などをヒアリングして、その後に弊社のサービス概要をご紹介します。
BtoCとBtoBの違いは、法人側は「安ければ安いほどいい」という考えなので、弊社と先方の双方が納得できるラインを一緒に探していき、合致すれば契約を進めるという流れになります。
——企業規模の違いで対応が変わったりしますか?
遠藤:決裁者と直接お話しできるかどうかが大きな違いです。中小企業であれば決裁者を納得させることができれば進められますが、大手企業の場合は人事担当者とお話しするので、人事の方が契約を進めたくても上層部がOKを出さないケースがあります。その場合は人事の方と連携して、役員や社長を説得する材料を一緒に探していきます。
最小は従業員数3名の企業から、最大で関東で300店舗を展開するスーパーチェーンまで、幅広く対応しています。
1日の仕事の流れ

——1日の仕事の流れを教えてください。
遠藤:朝出社して日報を5分程度で書き、その後30分かけて2名のメンバーと朝会を行います。各メンバーの1日の予定確認と相談事項のヒアリング、フィードバックを行っています。
午前中は主に求職者との面談やフォローの電話で、2~4名の方とお話しします。12時頃にお昼休憩を取って、13時以降は特に予定がなければマネジメント業務や会議に参加しています。メンバーとの数値確認会議や、代表を含めた主要メンバーとの会社現状確認会議などです。

——1回の電話は大体何分ぐらいかかりますか?
遠藤:初回の方は20~30分程度、2回目以降の方は内容によりますが、詳しい説明や今後の流れのフォローで長い方だと1時間程度話すこともあります。
——1日の電話件数はどれぐらいですか?
遠藤:受電であれば5~10件程度です。
——外出して求職者の面接に同席することもあるんですか?
遠藤:年間20件程度、月に多くて2件というペースです。私は比較的少ない方で、多い人は倍程度同席しています。
——同席の判断基準はありますか?
遠藤:時間に限りがあるので、同席しなくても結果が出ると判断できる場合や、求職者の準備が十分に進んでいる場合は同席を控えて、他の求職者の方に時間を使えるよう心がけています。
——契約で苦労したエピソードがあれば教えてください。
遠藤:前任者が退職した案件を引き継いだケースで、トータル10ヶ月かかったことがあります。前任者が先方とのリレーション構築ができておらず、まず関係性を築くのに4ヶ月、その後商談にこぎつけて関係性を構築できたものの、先方の担当者が多忙になり連絡が取れない期間が続き、最終的に契約に至るまで非常に長い時間がかかりました。
ある地方の主要スーパーだったので、その企業との契約が取れれば今後の紹介の幅も広がりますし、集客力のある企業だったため、何とか契約を取りたいと考えて粘り強く取り組みました。
仕事での工夫とやりがい
——仕事を進める上で工夫していることや意識していることを教えてください。
遠藤:数字を追いかける仕事ではありますが、求職者にとっては人生の分岐点ですし、法人も費用を支払ってサービスを利用いただいているので、必ず自分の数字ではなく求職者の感情と法人の意向を最優先に考えるよう意識しています。
その上で、他の営業との差別化として、1日の時間の使い方や1回の電話時間をコントロールするよう心がけています。時間は有限ですし、個人的に残業があまり好きではないので効率を重視しています。

——仕事においてのやりがいを教えてください。
遠藤:求職者の人生の分岐点である転職活動に携わることができることが最大のやりがいです。転職活動は転職エージェントを使わなくてもできますが、多くの求職者は相談役やサポーターがおらず、知識もない状態です。そうした状況では間違った方向に転職してしまうリスクがあります。
転職の軸を一緒に見定めて、転職というゴールに向かって伴走し、最終的にゴールまで一緒に歩いていけることがやりがいです。加えて、企業からは評価の対価として報酬をいただけることも大きなやりがいになっています。
——印象に残っている成功体験があれば教えてください。
遠藤:26、7歳の元スポーツ選手の方をサポートした事例が印象に残っています。その方は3~4年間スポーツチームで活動していましたが、怪我で選手を諦めることになり、アルバイトをしながら転職先を探していたものの、正社員の内定がなかなか出ない状況が年単位で続いていました。
性格は真面目で素直な方でしたが、肉体を使った競技をしていたため、自己紹介や挨拶から言葉に詰まってしまう状況でした。この方の場合、話す練習が最も重要だと判断し、通常より時間をかけた面接対策を行いました。
通常は応募から5日後に面接調整するところを、2週間後に設定し、その間毎日15分の面接練習を10日間続けました。結果として、希望する業界・エリアで、本人が希望していた2倍の年収で内定を獲得することができました。これは自分の介在価値を示すことができた瞬間だと感じています。
——大手の転職エージェントではここまでの面接対策は行わないと思いますが、これはオイシルならではの強みでしょうか?
遠藤:オイシルとしての文化はまだ完全に確立されていませんが、私を含めて求職者目線で「この方がどうすれば転職活動に成功するか」「話した内容の裏側にある本当の気持ちは何か」といった深層心理を想像するメンバーが多いです。機械的な対応ではなく、その方に合ったマンツーマンのサポートを提供することは、オイシルに根付いた強みだと思います。
失敗体験と成長
——これまでで難しかったことや失敗から学んだことがあれば教えてください。
遠藤:以前在籍していた人材紹介会社で半年ほど苦しんだ時期がありました。求職者が話した内容を表面的にしか受け取ることができず、その裏側にある本当の転職目的や悩みを理解できていませんでした。

エージェントの介在価値は、そうした本音を言語化してあげることや、想像して対応することにあるのですが、その想像力が最初は全くありませんでした。
当時指導してくださった先輩が、私が求職者について話すたびに「その背景は何か」「どういう感情でそれを言っていると思うか」といった問答を繰り返して思考力を鍛えてくれました。それが今に活かされていると思いますし、現在マネジメントしているメンバーにも同様の思考力トレーニングを行っています。
職場環境と雰囲気
——オイシルの職場環境や雰囲気について教えてください。
遠藤:一般的な営業現場のイメージとは異なると思います。通常の営業会社では「売った人が正義」といった殺伐とした雰囲気がありがちですが、オイシルにはそうした文化はありません。同僚が困っていたら「大丈夫?」と声をかけられる文化があり、根底にはメンバー全員がお人好しだということがあります。

自分の仕事が残っていても、困っている人がいると話し込んでしまって気づいたら残業している、といった具合です。人間関係が良く、性格の良いメンバーが揃っていると感じています。
月1回のペースで飲み会を開催していますが、単なる飲み会ではなく会社の数値目標を達成した達成会という位置づけです。みんなが健全に売上を追いかけて、健全に達成感を楽しんでいる雰囲気があります。
個人的には同僚と週2回筋力トレーニングに行ったり、草野球チームに参加する予定を立てたりしています。プライベートで毎回付き合うわけではありませんが、声をかけたら気軽に参加してくれる関係性です。
——営業職だと数字が見えて殺伐とした雰囲気になりがちですが、なぜオイシルは違うのでしょうか?
遠藤:主に二つの理由があると思います。一つは給与制度で、営業達成手当はKPIベースになっています。面接調整件数や法人契約件数といった指標で、金額は含まれていないため、比較的達成しやすい基準になっています。
もう一つは、メンバーがオイシルがベンチャー・スタートアップであることを理解していることです。自分の数字も嬉しいですが、みんなで会社を大きくすることで最終的に自分たちに返ってくることを肌で感じています。「お前売れよ」といった雰囲気ではなく、自然に数字を追いかける健全な文化があります。
オイシルの強みと特徴
——オイシルの強みや特徴について教えてください。
遠藤:対外的には、生鮮業界・食品業界に特化した転職支援サービスという点です。他社と比べて業界への理解が深く、業界で働く方々や採用担当者の立場に立ったサポートができることが強みです。

チームとしてのビジネス的な強みは、各メンバーが健全な精神で会社の成長に向かって自然に数字を追いかける文化があることです。この健全な精神があるからこそ、求職者ファースト、法人ファーストでサービスを提供することができます。これがオイシルの強みだと思います。
今後の目標とキャリアプラン
——今後の目標やキャリアプランについて教えてください。
遠藤:現在明確な長期目標は決めかねていますが、まずは担当している4名のメンバーが1人立ちして、それぞれが1人で数値目標を達成できるようになることが直近の目標です。育成面に力を入れたいと考えています。
将来的には、代表の葛川が現在考えている人材事業のプランを引き継いで、人材事業を動かせる存在になることが長期的なゴールだと思っています。前職でマネジメント経験があまりないので、育成スキルとマネジメントスキルを向上させたいと考えています。
オイシルでは一緒に働ける仲間を募集中です

——オイシルへの入社を考えている方や興味を持っている方へメッセージをお願いします。
遠藤:オイシルは現在走り始めている会社で、成長はしていますがまだまだ成長の余地がある企業です。仕組みが完全に整っていなくても自分の力を試したい方や、今の能力に自信がなくても成長環境で自分も成長したいという方にぴったりの会社だと思います。
受身の姿勢だとサポートが難しい面もありますが、やる気があって積極的に質問してくださる方であれば、全員でサポートして一緒に目標達成できるよう取り組みます。興味がある方はぜひお問い合わせください。
——最後に、熱いメッセージを一言でお願いします。
遠藤:生鮮業界と食品業界を盛り上げたいという気持ちがある方、営業職として活躍・成長したいという方がいらっしゃったら、ぜひ一緒に頑張っていきましょう!お待ちしています。