北海道出身で、テレビ業界から人材紹介業界へ転身し、現在はオイシルでキャリアアドバイザーとして活躍する菊地陵さん。これまで看護師や医師といった医療系人材の転職支援に携わってきた菊地さんが、なぜ生鮮業界特化の人材紹介会社であるオイシルに入社したのか。
入社から約2ヶ月で早くも成果を上げている菊地さんに、転職のきっかけや現在の仕事内容、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。
プロフィール
- 名前:菊地 陵(きくち りょう)29歳
- 出身:北海道北見市
- 趣味:テニス、スポーツ観戦、テレビ番組見ること!
- 特技:テニス、色々なメディアの情報収集すること!
自己紹介と経歴について
——まずは簡単な自己紹介をお願いします。
菊地:菊地陵です。年齢は今29歳で出身は北海道です。大学は北海道教育大学を卒業後に東京に上京して、社会人1年目でテレビ制作会社のADをやりました。その後は人材系の会社で経験を積んで、今オイシルに入社した流れになっています。
——北海道はどちらのご出身ですか?
菊地:北海道北見市ですね。道東の方です。有名なのはハッカと玉ねぎ、あとスポーツだとカーリングです。ロコ・ソラーレが北見のチームです。
——これまでの経歴について詳しく教えてください。
菊地:まず、大学が教育大学だったので、そこで小学校の教員免許を取得したのですが、そこは単純に地元の国公立の大学に入りたいという気持ちで進学した形でした。社会人1年目で一番興味のある仕事をやってみようと思って、テレビ業界に行きました。
やはり田舎だったので娯楽がテレビばかりだったんですね。それでテレビの制作会社に入って、番組はバラエティー番組を担当していました。主に土曜日日曜日のゴールデンタイムに夜8時とか7時に放送されるようなバラエティー番組や、海外ロケなども1年ほど経験しました。
その後、元々人と話すのが好きだったので、自分自身の力をつけたいと思って営業職を志望しました。人材業界なら幅広いことができると考え、看護師の人材紹介に飛び込みました。ここに3年半ほど勤めました。
その後に、業界のトップの会社に行ってみたいと思って、医師・ドクターの紹介を手がける大手医療コンサル会社に転職して、2年ほど努めました。それからオイシルに入社したという流れです。
オイシル入社のきっかけ
——オイシルに入社するきっかけは何だったのですか?
菊地:今までの会社が基本的に大きな規模だったので、ルールや方針がガチガチに決まっているところが多かったんです。そういう環境だと何かを作るとか、自分で今後何かやりたいと思ったときに、そういった経験が少ないなということを漠然と感じていました。でもいい会社だということで続けていたんです。

そんなときに、たまたま梅田さんと遠藤さんと飲みに行く機会があって、今の近況を話したら「うち(オイシル)はどう?」という話をいただきました。ちょうど2〜3年経っているタイミングで、元々ベンチャー企業に行きたいという気持ちもあったんですが、知り合いもいるということで、一緒に作り上げていきたいと思って入社を決めました。


——転職活動自体はしていなかったということですか?
菊地:そうです。一切していませんでした。お話をいただいてから面接を何回か受けて、ご縁をいただいたときに前職の会社に退職の相談をしたので、すごくびっくりされましたね。そのとき前職で採用面接官もやっていたので、新卒採用も本当に辞める1週間前まで担当していました。そこは相当びっくりされました。
入社前後のギャップと働き方の変化
——入社前と入社後で良くも悪くもギャップを感じたりしましたか?
菊地:入社して良かった点は、本当に全部見られるということですね。マーケティングの動きとか広告の費用とか、正直今までの人材会社では、そういう部分のお金の流れは絶対見せてもらえませんでした。オイシルは全部見ることができるので、これから自分で何かやりたいとか、成長していきたいという人にはベストな環境だと思いました。
正直キャリアチェンジなども、会社内で今後できるようになるのではないかと思いましたね。
悪いギャップというところは現状まだ感じてはいないのですが、そもそもまだルールとかマニュアルを作成している段階なので、自分から積極的に調べる能力がないと難しくなってしまうかもしれないと思いました。

——働き方で変わったことはありますか?
菊地:ちゃんと帰れるということですね。残業が非常に少ないと思います。人材紹介業界は基本的に残業が多いんですよ。やはり夜8時とかにアポを取ってしまうことが多かったのですが、オイシルはどちらかというと、基本的な流れとして営業時間内にアポを取ろうということが徹底されています。それで残業をあまりしないで目標を達成しているというのが結構驚きでした。
僕も基本6時30分までには帰っています。
現在の仕事内容と1日の流れ
——現在の仕事内容について教えてください。
菊地:今現在は人材紹介のキャリアアドバイザーをやっていて、主に生鮮業界、小売業界の求職者様と企業様のマッチングを行っています。

——1日の流れを教えてください。
菊地:大体朝8時45分頃に出社して、9時頃までに日報を送って、朝の時間で新着のメールとか企業対応、あと新規登録の架電などをしていきます。
その後からアポイントとか面接の調整なども入ってくるので、随時アポイントを取ったものに対しては対応して、空いている時間に関しては、業界の勉強に当てることが多いですね。人材紹介は同じなのですが医療系しかやってこなかったので、小売業界の求人とか会社の情報のインプットに結構時間を使っています。
生鮮業界と医療業界の違い
——これまで経験した医療系の人材紹介と、生鮮業界で違うなと感じることはありますか?
菊地:求職者のタイプで言うと、まず転勤とか移動に関して寛容な人が多いです。これらを当たり前と思っている方が多くて、転勤に関してはむしろ役職が上がるためだったらという考えの方が多いです。
あとはやはり実践能力がある方が多いです。コミュニケーション能力も、接客で働いていた方は基本的に話すのが上手なので、そこは違うなと思いますね。

——転職回数などの違いはありますか?
菊地:医師とか看護師は、複数回転職している人が多いのですが、スーパー生鮮業界で働いている人は転職が初めてとか、50代で初めてという方も結構います。それはなかなか珍しいことですね。
転職活動を知らないという人も多くて、履歴書とか職務経歴書をそもそも知らない、あとあまりパソコンに慣れていない人が多いということもあります。多分今まで知り合いの方から誘われての転職が多かったと思うので、ちゃんとした形式がある面接を経験したことがない人とか、単純にスーツを持っていない人なども結構多いです。
——オイシルと他社のサポート内容で違いはありますか?
菊地:まず、履歴書・職務経歴書、あと写真をこちらで準備するということが本当になくて、看護師のときは一部あったのですが写真はやはりさすがに自分で撮るというところが多く、その点においてオイシルのサポートは手厚いなと思います。
そもそもオンライン面接のやり方がわからない方も多いので、その際は1時間前に一緒に電話で準備をしています。
その際にリテラシーが低い方に向けては、万が一zoomアプリでのトラブルが起こった際の対処法として、アプリをインストールせずにURLをクリックして入室する方法などを説明しています。そのサポートによって成約に繋げているケースもあるので重要なことだと感じています。
仕事のやりがいと成功体験
——この仕事でのやりがいを教えてください。
菊地:やりがいに関してはシンプルに「ありがとうございます」と言われることですね。営業をやっていて「ありがとうございます」と言われることは、なかなかないと思うんです。
ただ、求職者も企業側も、素直にありがとうと言ってもらえるというのはやりがいです。自分も転職している身なのでよくわかるのですが、人のキャリア・人生がかかっている方も多いです。その方の生活とか家族など深い部分に貢献できるというのはやりがいの一つだと思います。
——成功体験があれば教えてください。

菊地:実際に今やっと成約も出始めた段階なのですが、正社員経験のない方を担当していて、ずっと今までアルバイトとか契約社員でしか経験していないという方がいました。
その方に結構面接対策や連絡の取り方などを指導して、なかなか合格が出にくい企業だったのですが、無事内定が出て、今月から正社員として初めて勤務できています。
しかもお給料も今までより5万円以上上がって、それもあって一人暮らしを始めることができたとのことで、力になれて良かったなと感じています。
——入社2ヶ月で成約は何件取れているのですか?
菊地:今2件成約していて、大体200万円ほどです。人材紹介は元々最初1〜2ヶ月はどの会社に行っても厳しい感じになるので、大体3ヶ月ほどで取れていけば順調かなというイメージです。面談してから決定までが1ヶ月ほどはかかります。
仕事で意識していること

——仕事をやっている上で自分はこういうところを工夫している、意識しているということがあれば教えてください。
菊地:人材紹介の仕事って結構やはり求職者に寄り過ぎてしまうことが多いんですよ。でも、あくまで僕らの仕事はどちらかというと対企業も求職者も平等に、どちらも支援することが目的なので、そこは中立の立場に立って対応するということを心がけています。
企業に対しても寄り添いつつ、求職者に対しての意見要望だけを押し通すのではなくて、お互いの要望を聞くというところは、これまでも含めて重視しているポイントだと思います。
オイシルの社内雰囲気

——オイシルの社内やチームの雰囲気について教えてください。
菊地:こんなに仲がいい職場というか話しやすい職場は今まで経験したことがありません。前まで勤めていた会社は、そのチーム同士は仲がいいところがあるのですが、会社全体でいうと話したことがない人もいて、エレベーターなどで会ったらどうしよう気まずいというレベルの人も多くいました。
今はまだ少人数ということもあるので、やはり他のメンバーの数字とか困っていることを共有できるということもありますし、わからないことも聞きやすいというのは、すごくあると思います。
あとは毎月「達成会」をやっているというのは人材会社ではあまりないことです。基本的に達成できない目標を立てるところも結構多いのですが、毎月目標を達成して社員同士で喜びを共有できる場があることはすごく珍しいことだと思います。
今後のキャリア展望

——今後どういうキャリアパスをオイシルで築いていきたいとか、今自分に足りてないスキルなどがあれば教えてください。
菊地:今オイシルは成長期なので、今ある人材紹介事業部の事業責任者になるとか、あとは新しい事業を立ち上げるとか、そうなったときに先頭を走れるようなポジションにゆくゆくはなっていきたいと思っています。
そのために今足りないのが、まず自分がどういう人間なのかをを周りにアピールすることが大事だと思っています。単純に育成やマネジメント力が重要というところはわかるのですが、そもそも事業を作り上げるためのお金の流れとか、目標設定KPIなど、そこの設定を組織全体で見ていくというところの能力がまだ足りないので、それらを今後は学んでいきたいと思っています。

生鮮業界への転職を考えている方、またはオイシルでの働き方に興味がある方は、ぜひ菊地さんのような経験豊富なキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。オイシルキャリアでは、業界未経験の方から経験者まで、幅広くサポートしています。