転職エージェント業界での豊富な経験を持ちながら、生鮮業界という新たなフィールドでキャリアアドバイザーとして活躍する梅田勇助さん。
営業職からスタートし、人材紹介の道を歩んできた梅田さんが、なぜオイシルを選び、どのような想いで求職者と向き合っているのか。剣道や日本酒を愛する一面も交えながら、率直な想いを語っていただきました。
プロフィール
- 名前:梅田 勇助(うめだ ゆうすけ)32歳
- 出身:埼玉県蕨市
- 趣味:釣り、ドライブ、日本酒
- 特技:剣道…休日は中学生に指導をしています。が、上段です。
営業職から人材紹介の道へ
──まずは自己紹介をお願いします。
梅田:梅田勇助と申します。埼玉県出身で、大学を20歳で中退してから、ずっと営業職をやっています。趣味は剣道で、今でも続けていて昇段審査を受けたり学生指導をしたりしています。あとはドライブとお酒が大好きで、日本酒にも結構詳しい方だと思います。
──現在までの主な経歴を教えてください。

梅田:大学2年生の20歳で中退して、しばらくは学生の頃から続けていたピザの配達とコンビニの夜勤を掛け持ちする生活を2年ぐらい続けていました。周りはまだ大学生だったので、みんな遊んでいて、バイト先で同級生と会えたりして楽しかったんです。
22歳頃になって、友達がちらほら就職活動を始めたり、専門学校の人はもう社会人になっていたりしたので、「このままじゃよくないな」と思って1社目に入りました。
宝石の販売会社で、主にBtoCのテレフォンアポインターでした。自社の店舗にご来店いただくために電話をかけて、50万円から200万円ぐらいの単価のジュエリーをご購入いただく仕事で、それを1日で完結させるんです。人の気持ちの変化や顔色を見ながらやる営業だったので、面白かったですね。
ただ、週1休みで体力的にしんどくて辞めました。
2社目はNTT東日本の販売受託会社で法人営業をやっていました。電話機やコピー機、UTMなどを法人に営業していましたが、BtoCからBtoBに変わって畑が違うなと感じたのと、飛び込み営業が気持ち的につらくて、半年で辞めてしまいました。ちゃんと考えて仕事をしてなかったなと自覚しています。
経歴
- 2015年…宝飾品販売営業、テレフォンアポインター
- 2017年…インターネット機器、事業用不動産などの法人営業
- 2019年…看護師・介護士の人材紹介業(チーフ)
- 2024年…株式会社オイシル
オイシルとの出会い
──オイシルに入社した経緯を教えてください。
梅田:直近の前職で人材紹介を5年半やっていたのもあって、次も人材紹介をやりたいと思っていました。オイシルに入ったきっかけは、前職の同期だった遠藤さんに誘ってもらったことです。彼が少し先に会社を辞めて、オイシルで働いていたんです。
最初は「生鮮業界って本当に人材紹介を使うのかな」という疑問がありました。前職では看護師や介護士の人材紹介をメインでやっていて、医療・介護という大義名分がしっかりしていたので、生鮮業界にそういうニーズがあるのかわからなくて。そもそも生鮮業界の人たちが転職ってどうやってしているのかもわからなかったんです。

──入社前と入社後でギャップを感じたことはありますか?
梅田:結論から言うと、ないですね。強いて言えば、お客様のタイプが違うなというぐらいです。専門職というよりはスーパーが身近だからか、身近に感じられる人多かったですね。知識というよりは身近なんですよね。生鮮業界は日頃スーパーを利用するので、医療や介護とは会話する内容が違うなというギャップはありました。
キャリアアドバイザーとしての日々
──現在の具体的な仕事内容を教えてください。
梅田:キャリアアドバイザーとして、求職者の方々と人が足りていない会社さんとの架け橋のような仕事をしています。
1日の流れとしては、まず朝9時15分までに日報を提出します。その日1日何をやるのかを書く日報ですね。それを書き終えてから、日報に沿って仕事をしていきます。

午前中は新規の割り振りがあるので、求職者さんのご登録に対してコールします。それが一通り終わったら、推薦を出している方々の面接のセッティングの確認を法人に行ったり、面接前に求職者さんの履歴書を作成したりしています。
──仕事を進める上で工夫していることはありますか?
梅田:求職者は十人十色なので、その人たちが何を大事にしているのか、その人にあったシナリオを考えるようにしています。「こうした方がこの人は幸せになれるんじゃないか」というのを自分なりに考えて、何パターンも何通りも考えてヒアリングして想像するんです。
ただ、退職したい理由を聞いたときに「辞めたい理由はないです」と言われたら、「今の会社と同じ環境が新しくあったらいいですね」という話をして、今の話をめちゃめちゃ聞くようにしたりもしますね。臨機応変ですが、ある程度最初はシナリオを考えて対応するということを意識しています。

成功体験と学び
──印象に残っている成功体験を教えてください。
梅田:入社したときは新規の割り振りが基本的にほぼなくて、掘り起こしからのスタートだったんです。これまで既存のメンバーの方々がことごとく動かせなかった求職者さんが電話に出てくださって、やっぱり状況が変わって転職を希望されていて、その方の転職に繋がったときは「自分の介在価値はあったな」と思いました。
今までやったことない業界で、自分がやってきたことが通用したというのが嬉しい成功体験でしたね。

──達成感を得られた瞬間はありますか?
梅田:葛川社長と目標達成をしたときに、少し呼ばれて「何か怒られるのかな」と思ったら、握手を求められて「おめでとう」って言ってくれたのは心臓に悪かったですが、すごく嬉しかったです。頑張ってよかったという達成感でした。
──逆に困難だった経験や失敗から学んだことはありますか?
梅田:売り上げを上げたいという気持ちが先行してしまって、求職者さんに対して優しくできなかった瞬間がありました。心に余裕がないと駄目なんだなと思いましたね。
それで少しクレームのようになってしまって、上長の菅井さんに対応をお願いすることもあって、やっぱり良くなかったなと反省しました。求職者の方々は転職がわからないから、どうしたらいいのかわからないから登録いただいているわけで、助けて欲しくて登録いただいているのに、こちらが余裕がなかったらサポートなんかできるわけないなと改めて気づかされました。
それからは優しくしようと思うようになって、最近は全くそういうことはないですね。
オイシルの魅力と職場環境
──オイシルの職場の環境や雰囲気について教えてください。
梅田:一言で言うととても良いと思います。男性7名、女性4名で、男性女性関係なく仲良くて、毎月やっている達成会も普通に楽しいです。どの席になっても雰囲気はすごくいいと思います。
仕事の話も分け隔てなく、みんな聞いたら教えてくれるし、聞きたいことが何かというのをみんなわかっているので、それに快活に答えてくれる感じがありますね。目線が同じなのかなと思います。


──これまでの会社と比べるといかがですか?
梅田:前職と比べると、やっぱり人数が多かったのでやる気がある方とそうではない方気との差が大きかったんです。オイシルはこれから大きくなって人数が増えていくと思うと、そうなるのかなと思うと怖い部分もありますが、そうならないんじゃないかなという感覚があります。


──オイシルの強みや特徴はどこにあると思いますか?
梅田:何を言っても生鮮業界に特化しているところじゃないですか。これまで開拓できなかったスーパーさんからもお問い合わせをいただいたりするのは、特化しているからこそだと思います。
あとは競合他社と比べて、1人の求職者さんが複数の人材紹介会社を利用されているときに、他社はすごく高圧的だったりするんですが、「オイシルの方が優しい」「寄り添ってくれる」って言ってくれたりします。相手の立場になれる人たちがキャリアアドバイザーとしてオイシルには多いなというのが強みだと思います。
──求職者の方から感謝の言葉をいただくことについてはどう感じますか?
梅田:純粋に嬉しいですよね。人材紹介って人の人生の一部だと思っているので、それに携わることができたと考えると、無責任なことはできないです。変な会社には入れたくないですし、求職者さんが入社して嫌なことがあったときに第一想起するのって、おそらくキャリアアドバイザーなんですよ。「こんなとこ紹介しやがって」っていうのは避けたいですし、変なことはできないですよね。
今後の目標とキャリアプラン
──今後の目標やキャリアプランを教えてください。
梅田:個人としては将来的にはマネジメントができればなと思っているんですが、まずは数字を上げていくことです。数字を上げていくことによって、会社自体ができることが増えていくと思うので、まずは会社に数字を残していくということが今の目標です。
どんどん人が増えていって業績も増えていくことを考えると、経験者でもありますし、人に教えるということは好きな方なので、やっていきたいなと思います。前職でも少しやっていたので、そこはまたやっていけるようになりたいですね。

──マネジメントに必要なスキルについてはいかがですか?
梅田:戦略を考えるのが好きなので、そういった力はあるんじゃないかなと思います。まずは会社の中で信用を勝ち取りたいので、数字をどんどん作っていきたいですね。梅田に頼めば数字も上げてくれるし、数字を上げていけば人もついてきてくれると思うので。数字上げてない人の言うことなんか聞きたくないと思うんですよ。そうはなりたくないので、まずはついて来てもらえるだけの実績をつけたいなと思います。
転職を考える人へのメッセージ

──キャリアアドバイザーを目指している人へのメッセージをお願いします。
梅田:人材紹介が好きな人はいいと思います。結構人材紹介をやっていた人は人材紹介を嫌いになっちゃうという話をよく聞くんですよ。なぜかというと、自分のメンタルが正常じゃない(余裕がない)からだと思っているんです。それを押し付けて強引に入社してもらってすぐに辞めちゃったりみたいな。
人材紹介は御用聞きでもなければ、下手すれば本当に詐欺師になれちゃうんです。でも私たちの仕事って一言で言ってしまえば課題解決なんですよ。その求職者さんと求職者を欲している会社さんの課題を見出すことができなかったのは自分の落ち度だと思うので、それがわかっている人だったらいいんじゃないかと思います。
あとは、生鮮業界の人材紹介はまだまだブルーオーシャンだと思います。発展途上なんですが、ニーズはあるんですよね。スーパーがなければ私たちはご飯を食べられないですし、そこで働く人たちがいないと買い物なんかできないので、ニーズはあるんです。それが理解していただけるのであれば、ぜひという感じです。
──未経験の方にはどんな人が向いていると思いますか?
梅田:お話をするのが好きだったらいいと思います。人の話が聞けて、相手の話を自分に落とし込める人、友達から相談をよく聞かされるタイプの人は、すごく向いているんじゃないかなと思います。
うまいこと言わなくてもいいし、言う必要もないです。ただ相手の立場になって、それができるようになれば、どうしたらいいのかという道しるべ(提案)を示してあげること。自分そうかも!とか、人の話を聞くのが好きだなという感じだったらいいと思います。
──最後に、オイシルへの入社を考えている方へメッセージをお願いします。

梅田:オイシル入社を考えている皆さん、入社したらきっと「入ってよかった」って言わせてみせますので、ぜひ一緒に頑張りましょう!