新潟県出身の早川佳佑さん。前職のホテル系列の惣菜部門で10年間働き続けてきましたが、シフトが存在しない過酷な労働環境と殺伐とした職場の雰囲気に限界を感じ、初めての転職活動を決意されました。
大手転職エージェントでの苦い経験を経て、オイシルキャリアと出会い、現在は大手スーパーで惣菜部門の社員として新たなキャリアをスタート。趣味のバスケットボールやアイドルの推し活も楽しめる充実した毎日を送られています。初めての転職活動で感じた不安から、理想の職場への転職成功まで、詳しくお話を伺いました。
自己紹介と現在のお仕事

——早川さん、まずは簡単に自己紹介をお願いします。
早川さん:早川佳佑と申します。新潟県新潟市出身で、趣味は体を動かすことが好きです。小中高とバスケをやっていまして、今でも高校の先輩から誘われてバスケットチームに入っていて、週に1回か2回練習しています。
あとは趣味でいわゆる推し活をしています。アイドルが好きで、ライブに行ったりカメラで写真を撮ったりしています。
——バスケットボールはどれぐらいの温度感でやられているんですか?
早川さん:最初は遊び感覚でいいかなと思っていたのですが、今所属している高校の先輩のチームだと、大会に出場したりと本格的にやらないといけない感じです。刺激があって楽しいですね。
前職だと練習に参加することもできない状態だったので、今は仕事が終わって早番のときは参加できるようになりました。
——推し活のアイドルというのは?
早川さん:BiSHというグループをご存じでしょうか。BiSHの妹分のグループを応援しています。友達からBiSHを教えてもらって好きになり、そこから妹分のグループも応援するようになりました。
転職を決意したきっかけ

——転職の理由について教えてください。
早川さん:前職は本当に厳しい環境でした。シフトが存在せず、3日前や2日前に突然「この日休み」と言われるような状態で、いつ休めるかわからない毎日でした。
ホテル系列の惣菜部門で働いていたのですが、飲食業ということもあり、推し活のために希望休を取ろうとしても「取り過ぎだ」と言われてしまって。
10年間勤めましたが、給料も良くないし、職場の雰囲気も殺伐としていて居心地が良くありませんでした。
——それは大変でしたね。
早川さん:精神的に参ってしまい、体調を崩すこともありました。それで「もう転職しよう」と決意したんです。友達からは以前から「なんで辞めないの?」と言われていましたし、妻からも「やめた方がいいんじゃない」と強く言われていました。
「希望休を取ってもいい」と言われているのに、実際に取ると「取り過ぎだ」と言われる環境では絶対に続けられないと思いました。
——労働時間はどうだったんですか?
早川さん:毎日12、13時間は働いていました。残業も月40時間は普通でした。おせちの時期やお盆などの繁忙期になると、朝の8時から深夜の2時まで働くこともありました。
おせちの時期だから仕方ないとは思っていましたが、それでもかなりきつかったですね。
——通勤はどうされていたんですか?
早川さん:自転車で通勤していました。20分程度で到着するので、通勤自体は問題ありませんでした。ホテルが街中にあるため駐車料金が月1万円ほどかかってしまい、給料がよくないのにその出費は痛かったので。
天気が悪い日はバスを利用していました。
初めての転職活動での不安
——初めての転職活動ということで、不安はありましたか?
早川さん:まず「自分が転職市場で通用するのか」という不安が一番大きかったです。転職活動自体が初めてだったので、受かるかどうかの自信がありませんでした。
特に車の免許を持っていないことが最大の欠点だと思っていたので、それがネックになるのではないかと心配でした。また、母に転職の相談をした際に「転職したら給料が下がることもあるし、前の方が良かったと後悔することもある」と言われて、それも不安要素でした。
大手転職エージェントでの経験

——最初はどういう感じで転職活動を始められたんですか?
早川さん:最初は大手転職エージェントに登録しました。すると担当者から「15社に応募してください」と言われたんです。こちらは希望する仕事内容をきちんと説明したのに、ボタンを押すだけで書類選考に進むかどうかもわからない状態で、とにかく15社応募するよう求められました。
自分に合った求人がないのに無理やり15社応募するよう指示され、困惑しました。仕方なく応募しましたが、興味を持った企業はすべて書類選考で落ちてしまいました。
——大手だと手当たり次第っていう感じだったんですね。
早川さん:そうなんです。初めての転職活動で、まさかこんなに機械的に進められるとは思いませんでした。「何でもいいからとりあえず応募しろ」という感じで、とても戸惑いました。
担当のエージェントもいましたが、信頼できないと感じてしまい、自分で求人を探してみることにしました。その時にオイシルキャリアに出会ったんです。
——大手エージェントでは希望に合った求人はありましたか?
早川さん:ないですね。「これお願いします、これ探してください」って言っても、結局「飲食にこだわらずとも、他の仕事もできるんですよ」みたいなことを言われて。
だから「俺は飲食がしたいって言ってるじゃん」っていうのに、別なことを紹介されて。そういうのは求めていなかったので、大手転職エージェントには不信感をおぼえてしまいました…。
オイシルキャリアとの出会い

——オイシルキャリアはどうやって知ったんですか?
早川さん:某大手転職サイトを見ていた時に、オイシルキャリアの求人を見つけました。紹介されている企業は普段から利用している馴染みのあるスーパーだったので、「これはいいかもしれない」と思って応募しました。
——大手エージェントとオイシルキャリアを利用して見て、違いはありましたか?
早川さん:大手エージェントで感じた「放り出された感」とは全く違い、担当のキャリアドバイザーの方は本当に真摯に対応してくださいました。悪かった点は本当にありません。
「こういう伝え方の方がいい」「こういう表現を使った方がいい」など、具体的なアドバイスをいただけました。正直、私はそれほど頭が良くないし、言語化が苦手だったので、どう表現すればいいかわからない部分が多かったんです。
キャリアドバイザーの方が「こういう言葉の方が適切だと思います」と教えてくださったおかげで、「なるほど、こういう風に表現すればいいのか」と自分自身も成長できました。本当にありがたかったです。
——その中で一番印象に残っているサポートは?
早川さん:面接の練習が一番印象に残っています。いきなり本番に臨むのではなく、「こういう質問をされたらこう答えるといいですよ」といった具体的な指導をしてくださいました。
私が考えた回答を活かしつつ、より良い表現方法も教えていただけたので、とても助かりました。転職活動が初めてだと、そもそも面接でどう答えればいいのかわかりませんから、このサポートは本当にありがたかったです。
転職活動の流れ

——転職活動を始めてから内定まではどれぐらいの期間でしたか?
早川さん:3月後半にオイシルキャリアに登録して、4月20日頃に面接を受けました。合格が決まったのが5月上旬だったので、ゴールデンウィークを挟んで約1ヶ月程度でした。とても早い決着でしたね。
——面接のフローはどういった感じでしたか?
早川さん:4月に応募して書類選考に通過し、その10日後くらいに面接がありました。面接から1週間程度で合否の連絡をいただきました。面接は1回のみで終了しました。
——オイシルでは何社ぐらい紹介してもらったんですか?
早川さん:3社か4社紹介していただきました。私としては、複数社を同時に受けると混乱してしまうので、1社ずつ順番に進めていました。最初に現在の会社に応募し、並行してもう1社のスーパーにも応募する予定でしたが、そちらは免許が必要ということで見送りました。
ちょうど現在の会社の新店オープンのタイミングと重なったこともあり、そちらに決めました。
現在の職場について

——現在の職場を選んだ決め手は何でしたか?
早川さん:まず、その企業は小学校の頃から利用していて、特に惣菜が美味しいという印象がありました。給料面や休日などの労働条件を確認して、良い条件だと感じました。
これまで飲食業界で経験を積んできたので、ピザや惣菜など関連する業務内容が自分に合っていると思い、応募を決めました。
——前職で問題視されていた職場の雰囲気はどうですか?
早川さん:前の職場では「おはようございます」と挨拶しても返事が返ってこないことがよくありました。何か間違いがあると「そうじゃないだろ」ときつい言い方をされることも多く、とても働きにくい環境でした。
現在の職場では、挨拶をすれば皆さんきちんと返してくださいますし、雰囲気がとても良いです。私はホテル勤務時代にパートの方と一緒に働いた経験がなかったので最初は不安でしたが、チーフの方もフランクに話しかけてくれて、とても働きやすい環境です。
——業務内容について教えてください。
早川さん:働き始めて1ヶ月が経ち、最初は仕事の流れが全く見えませんでしたが、徐々に「こういう仕組みなんだな」「お客様はこういう流れで来店されるんだな」ということが理解できるようになりました。
パートの方と一緒に働いているのですが、最初に教わったのは、商品のパッケージを綺麗に見せることや美味しそうに見せることの大切さです。特にピザなどは「ライブ感」を大切にして、忙しくても雑に作らず、1つ1つ丁寧に作ることを心がけています。
パートの方は慣れているので手早く作業されますが、私は丁寧な仕事を基本に頑張っています。
転職後の変化
——転職前と比べて変化したことはありますか?
早川さん:以前よりもずっとポジティブに、こだわりを持って仕事に取り組めるようになりました。
実は社員の中では私が最年少で、惣菜部門でも一番若いんです。そのため、上司から指示を受けた時に「それは違うと思います」と反論するのではなく、「はい、わかりました」と素直に受け入れることが大切だと考えています。そういう姿勢で働いていきたいと思っています。
——今後の目標はありますか?
早川さん:チーフなど上の立場になるのは責任も重く大変だと思いますが、1ヶ月しか働いていない自分がそこまで成長できるかという不安もあります。
ただ、将来的には皆さんに指導できるような立場になりたいと考えています。チーフという肩書きにこだわらず、自分でメニューを考えたり商品開発ができるような社員になることが目標です。
まずは仕事に慣れて、商品開発に携われるような立場になることを当面の目標としています。
転職を検討している方へのメッセージ

——最後に、転職を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
早川さん:私も初めての転職で多くの不安がありましたが、オイシルキャリアの皆さんは本当にコミュニケーションを大切にしてくださいます。
私は人見知りなのですが、そんな私でも自然体で話せるような雰囲気を作ってくださり、本来の自分を出すことができました。これは素晴らしいことだと思います。
特に私のように初めて転職する方には、「面接ではこういう質問が出てきますよ」といった具体的な練習をしてくださったり、「こういう表現の方が良いのではないでしょうか」といったアドバイスをいただけます。本当に助かりましたし、心から感謝しています。初めての転職で不安な方でも、安心してお任せできるサービスだと思います。
早川さんの転職体験談はいかがでしたでしょうか。初めての転職活動での不安から、きめ細かいサポートによる転職成功まで、多くの方の参考になるのではないでしょうか。オイシルキャリアでは、早川さんのように転職活動が初めての方でも安心してご利用いただけるよう、一人ひとりに寄り添ったサポートを心がけています。
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