調理師学校で学んだ後、ホテル、居酒屋、そして夜の仕事と様々な経験を積んできた保坂圭哉さん(25歳)。結婚を機に新たな人生をスタートさせたいと考え、オイシルキャリアを利用して転職活動を開始されました。
わずか1ヶ月という短期間で現在の大手スーパーの魚屋部門への転職を成功させ、現在は魚をさばく技術を学びながら充実した毎日を送っています。異業種からの転職、そして手厚いサポートによる転職成功まで、詳しくお話を伺いました。
多様な経験を積んだこれまでの経歴

——保坂さん、まずは簡単に自己紹介と経歴を教えてください。
保坂さん: 改めまして保坂圭哉です。今年で25歳になります。よろしくお願いします。経歴としては、19歳の時に武蔵野調理師専門学校で学んで、その後リッツカールトンホテルに1年弱ほど勤務していました。
そこでの労働環境が厳しく退職した後、居酒屋を1店舗経験しましたが、結局飲食系の労働環境の厳しさに耐えられなくなって、一度その業界から離れました。
その後は夜の職業でキャバクラのボーイを3年ほど経験していました。結婚を機に新たな一歩ということで、何か仕事がないかなと思った時に、オイシルの菅井さんから今の会社を紹介していただいて、現在は魚屋で働いています。
——ホテル時代の仕事についておしえてください。
保坂さん: 今振り返ると、いじめのような状況で、暴力を振るわれたり蹴られるのは当たり前で、朝の始発近くから終電を逃すまで、ほぼ毎日という状況でした。もう無理だと思いました。
——それは確かにきつすぎますね。その後の居酒屋は?
保坂さん: 1年ちょっとぐらい働きました。元々山梨の出身なので、地元の方に戻りたいということで、その居酒屋も1年ぐらいで辞めました。
——その後のボーイのお仕事が一番長く続いたんですね。
保坂さん: 3年ぐらい勤務したと思います。世間一般で言うところの反社会勢力との関わりなどもなかったので、働きやすい環境ではありました。
転職のきっかけ

——結婚を機に転職を考えられたということですが、これまでの経験を活かしてということでしたか?
保坂さん: そうですね。魚をさばきたいということをずっと伝えていて、その中で良い求人があればということで話を進めていました。
現在の会社はスーパーなのですが、専門店のような見た目なので、スーパーに対する概念が変わりました。普通のスーパーではなく、独自性のある魚屋さんだなと思って惹かれました。
——オイシルキャリアはどうやって知ったんですか?
保坂さん: indeedなどいろいろ検索サイトを見ていて、最初はオイシルという会社が魚屋の会社だと思っていたんです。
——皆さんそうおっしゃいますね(笑)
保坂さん: そうなんですね。そこから菅井さんからメッセージをいただいて、「あ、違ったんだ」と思い、連絡を取らせていただいたのが始まりでした。
——他の転職サイトや転職エージェントは利用されましたか?
保坂さん: 転職活動は完全にオイシルキャリア1本でやっていました。オイシルからの紹介のみですね。
——面接も現在の会社だけだったのでしょうか?
保坂さん: 他は一切受けていません。1社受けて内定をもらったという感じです。あまり何も考えずに「大丈夫でしょう」という気持ちでやっていました。
——転職期間はどれぐらいでしたか?
保坂さん: 1ヶ月前後でした。本当に早かったと思います。
現在の職場について

——入社してみて、聞いていた内容とのギャップはありましたか?
保坂さん: 聞いていた内容からのギャップは一切ありませんでした。
逆にギャップがあったとすれば、魚をさばく職人さんが多いイメージだったので、勝手にすごく厳しいところなんだろうなと思っていたのですが、たまたまこちらの店舗はとても良い人ばかりで、人間関係は良好で意外と優しい人が多いです。
普通に雑談しながらも仕事ができるような環境なので、そういった面では良い意味でのギャップでした。
——職場の年齢層はどんな感じですか?
保坂さん: 私に一番近い方で35歳の方、その次が52歳の方ですね。一番若いのがおそらく私になります。
——何名ぐらいで働いているんですか?
保坂さん: 正社員2人、契約社員1人、あとはパートの方が3、4人ぐらいです。その中で合計4、5人ぐらいでシフトを回している感じです。
——1日の業務の流れを教えてください。
保坂さん: 7時出社で固定です。朝6時に起きてそのまま職場に行って仕事をして、大体12時から2時ぐらいの間に休憩を取ります。
早番と遅番という二つのシフトがあって、早番であれば16時半定時、遅番であれば20時までの勤務になっています。それが月に半々ぐらいである感じですね。
——遅番でも朝7時出社なんですね。
保坂さん: そうなんです。唯一挙げるギャップで言えばそこでしたね。普通の遅番の概念とは違って、ただ遅く帰るだけでした。
——仕事内容はどんな役割分担になっているんですか?
保坂さん: 52歳の方が基本的にまな板で魚をずっとさばいている担当で、私が基本的にパック詰めと品出しをしています。もう1人の方がチーフで、その方が2人のサポートでまな板に入ったり、代わりに作業したりという役割分担ですね。
——役割は固定ですか?
保坂さん: 基本的には固定ですね。休憩に行っている間などは変わったりもします。何でもできないといけないという感じですね。
仕事のやりがいと課題

——3ヶ月働いてみて、やりがいや成功体験はありますか?
保坂さん: どの魚種も扱うのは初めてなので、毎日が刺激的で、それは楽しくもあり、難しくもあるところです。
普段仕入れないようなものを触らせてもらえて、例えばマグロをさばいたりと、積極的にやらせてもらえる環境にはとても感謝しています。
——魚の種類はどれぐらい扱っているんですか?
保坂さん: 10~20種類は確実にありますね。スーパーに並んでいるものは全部やっているという感じです。
——逆に課題や難しいと感じることはありますか?
保坂さん: 値引きをするタイミングが本当に難しいですね。ルール上、絶対にこれはこうと決められているわけではないので、あくまで自分の裁量でこの範囲内ぐらいで値引きをするという形です。
自分の裁量一つで失敗してしまえば、廃棄のものがとても多くなってしまったり、逆に値引きの額が大きくなりすぎてしまったりします。毎日のお客さんの数も決まっているわけではないので、そこに関しては毎日試行錯誤しています。
——完全にマニュアル化されているわけではないんですね。
保坂さん: ある程度の基準はありつつも、その日の状況で現場の人間が判断するという感じです。
職場の魅力・他店との違い

——現在の会社の魅力や、他のスーパーと違うところはありますか?
保坂さん: 売り場がもう毎日のように変わるんです。チーフが最高責任者として魚屋の判断をするというところで、本当に自由に売り場が変わっていくので、他のスーパーと違って見慣れた光景が毎日あるわけではないんです。
お客さんから「昨日これここになかった?」と言われることもあります。
また、山梨県内では、丸々1本の状態でさばかれていない魚が売っているのは大きいスーパーぐらいなので、それが毎日のように置いてあるのは他のスーパーにはない良いところだと思います。
——お客さんとの接点もあるんですか?
保坂さん: 売り場に出るタイミングは必要に応じて結構出ています。明るいおばあちゃんが多いので、お客さんとも会話します。
ずっと同じことをやっているというよりは、本当にその売り場の担当という感じでやっています。
今後の目標
——今後どんなふうになっていきたいとお考えですか?
保坂さん: 最初はチーフを目指していました。今でもその気持ちはあるのですが、実際にチーフの仕事を間近で見ていると、責任の重さや業務の幅広さを実感しています。
まずは今の環境でしっかりと技術を身につけて、魚をさばく技術を極めていきたいと思っています。将来的にはどちらの道に進むかを検討したいと考えていますが、現在は自分のスキルアップに集中していきたいですね。
転職を検討している方へのメッセージ
——最後に、転職を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
保坂さん: 普通はここまで手厚くサポートしてくれることはないと思うんです。一般的にはサイトだけ見て、紹介してもらってそれで終わりという方が多いと思います。
ただ、菅井さんと一番最初にお会いした時は、何から何までとても親切でした。例えば履歴書や職務経歴書を作って持ってきてくださったり、面接対策を一緒にしてもらったりとか。

経歴が経歴だったので、キャバクラのボーイをやっていたことをどう伝えるべきかをとても親身になって聞いてくださったんです。
「この方の紹介だったら大丈夫だな」と、自分の中で腑に落ちました。
この会社を利用する方はみんな同じように思っているのではないでしょうか。これまで利用された方もおそらく同じように感じているはずなので、今のままのオイシルさんのやり方を続けていただければと思います。
保坂さんの転職体験談はいかがでしたでしょうか。異業種からの転職、そして短期間での転職成功という、多くの方の参考になる事例だったのではないでしょうか。オイシルキャリアでは、保坂さんのように様々な経歴をお持ちの方の転職を、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。
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