高校卒業後、大手スーパーでパートとして10年間経験を積み、その後正社員として工場勤務や食材宅配サービスの配達業務を経験してきた田村瞳さん。体力的な負担と閉鎖的な環境に悩み、再び接客業への転職を決意されました。
オイシルキャリアを利用して1社のみの応募で大手スーパーへの転職を成功させ、現在は惣菜部門で正社員として充実した毎日を送っています。異業種から接客業への回帰、そして手厚いサポートによる転職成功まで、詳しくお話を伺いました。
これまでの多様な職歴

——田村さん、まずは簡単に自己紹介と現在のお仕事について教えてください。
田村さん: 田村瞳です。現在は新潟県の大手スーパーで、正社員として惣菜売り場で勤務させていただいています。
——これまでいくつかの職場で転職されているということですが、職務経歴を教えていただけますか?
田村さん: 高校卒業後、最初は正社員ではなくパートとして大手スーパーに入社しました。そこで10年ほどパートとして働いていたのですが、正社員になりたいと思ったところ、大学卒業じゃないと正社員にはなれないという条件があると言われました。
そこから初めて正社員を目指し始めて、30代前半くらいから探していました。最初に正社員になったのは、ストーブや灯油タンクなどを製造している企業で、大手メーカーの下請けをしている会社でした。その後、段ボール製造の会社などでも働きました。
ただ、一番最初にパートとして働いた接客業で自分の性格がとても良い方に変わったという実感があったんです。工場勤務が続くと閉鎖的になってしまい、性格的にもネガティブな方に向かっていくのを感じて、40代を超えてからもう一度接客業の正社員を探してみたいと思うようになりました。
転職のきっかけと前職での課題

——直前のお仕事は食材宅配サービスの配達業務だったということですが、どのような内容でしたか?
田村さん: 某食材宅配サービスで配達の仕事をしていました。小型トラックでの配達で、飲料をマンションの4階まで運ぶなど、かなり体力的にきつい仕事でした。配達時間だけで8時間以上かかるのに、帰ってからは配達先の事務処理もあって、朝6時頃から出勤して定時で帰れることはほとんどありませんでした。
子供もいたので夕飯も作らなければならず、なかなか厳しい状況でした。また、女性の配達員が私含めて1人しかいない状況で、相談できる相手がいないのもつらかったですね。
——それは確かに大変ですね。どれくらい続けられたのですか?
田村さん: 半年ちょっとでした。体力的にも人間関係的にも、これは身がもたないなと思って転職を決意しました。
オイシルキャリアとの出会い

——転職活動はどのように進められましたか?
田村さん: 基本的にはindeedやエンゲージ、職安など、ネット上の求人サイトは一通り見ていました。オイシルキャリアも、最初はオイシルという会社が魚屋や食品関係の会社だと思って応募したのが始まりでした。
——面接は何社くらい受けられたのですか?
田村さん: 前職を辞めてからは1社だけです。現在の会社に応募して内定をもらって、条件も良いと思ったのでそこに決めました。私は基本的に1社に絞って応募するタイプなので、同時に何社も受けるということはしたことがないです。
転職プロセスとサポート内容

——応募から内定までの流れを教えてください。
田村さん: ネットで応募したら、オイシルから電話がかかってきました。最初は直接応募じゃないんだと思って派遣なのかなと心配になったのですが、ちゃんと正社員での募集だと説明されました。
私の希望条件を伝えたところ、何社か同じような条件で募集している企業を教えていただきました。3社くらいだったと思います。その中で、特に残業があまりないように気をつけているという点で現在の会社が良いなと思いました。
——面接対策なども受けられたのですか?
田村さん: はい、事前にリモートでお話したり電話でやり取りしました。「こういう質問がされるかもしれませんよ」ということで、実際に質問に対してどう答えるか練習をさせていただきました。
私が答えたら「そういう感じだとちょっと怖い印象かもしれません」とか、そういうところまで細かくアドバイスをいただきました。2日間くらいに分けて、2回ほど練習しました。
——実際の面接で役に立ちましたか?
田村さん: 練習した通りの質問が実際に来たので、びっくりすることはありませんでした。ただ、緊張して練習した通りに答えられない部分もありましたが、想定していた質問だったので落ち着いて対応できました。
現在の職場について

——入社の決め手となった理由は何でしたか?
田村さん: 一番大きかったのは、最初に大手スーパーでずっと惣菜部門で働いていたので、同じ惣菜での募集だったことです。もし鮮魚や精肉だったら全くゼロからのスタートになってしまいますが、惣菜なら経験を活かせると思いました。
——現在はどのような業務をされていますか?
田村さん: 入る前は唐揚げやコロッケのパック詰めをするのかなと思っていたのですが、実際に行ったらピザ製造が主な業務でした。厨房の半分がピザ製造、残り半分がサラダや揚げ物という感じなのですが、私はピザ製造の方に配属されて、パートの方々と一緒に毎日1000枚以上作っています。需要が高い商品なので、やりがいを感じながら取り組んでいます。
——1000枚はすごいですね!職場の人間関係はいかがですか?
田村さん: 人間関係は良好です。正社員が少ないので正社員同士で何かということはないですが、パートさんがたくさんいらっしゃって、様々な相談をしていただいています。
何か不満があればいつでも言ってくださいと伝えていて、相談を受けたときは上の人に伝えるという中間的な役割をしています。今のところストレスを感じるほどの人間関係の悪さはありません。
転職による変化とやりがい

——前職から今の職場に変わって、一番改善されたと感じる点は何ですか?
田村さん: 残業がほとんどないのは本当にありがたいです。それから、前職や工場勤務の時は淡々と黙って仕事をしている感じでしたが、今はずっと会話をしながら作業したり、厨房で指示を出したり、店に出ればお客さんと会話したりと、常に頭が回転している状態です。
そういう環境で、自分の中で生き生きしているなと実感しています。
——やりがいも感じられているのですね。
田村さん: 朝は「行きたくないな」と思うときもありますが、逆に「行かなきゃ」という感情もあります。迷惑をかけるとか、回らなくなるとか、そういう責任感が常に頭にあります。
パートさんから「田村さん明日いますか?」と聞かれて、休みだと答えると「なんで私がそれを聞くかというと、いてくれたらいいなって思うからだよ」と言ってもらえたときは、とても嬉しかったです。
今後の目標

——今後、職場でどのようになっていきたいとお考えですか?
田村さん: 現在、製造の方をいずれ任せるよと言われているので、そうなったら資材の発注もやってみたいと思っています。今はどちらかというと売れるだけ作ってみたいな状態で、パートさんも「何時に終わるの?」という感じが続いています。
ある程度平日は何枚と決めて、それに合わせて発注も効率化できれば、働いている人たちのことも考えた運営ができるのではないかと思っています。売上だけでなく、働く人たちの働きやすさも考えたいですね。
オイシルキャリアの評価

——オイシルキャリアの良いところと悪いところを教えてください。
田村さん: 良いところは、こちらが連絡すると常にしっかりと答えてくれることです。とても細かいところまで答えてくれるし、分からないことがあるとアドバイスもしてくれます。
何かあれば「実際にお話ししましょう」と時間を作ってくれて、こちらの時間に合わせてくれます。入社してからも「その後どうですか?」とアフターケアもしっかりしていて、放っておかれている感がなくてありがたかったです。
悪いところは特に思いつかないのですが、強いて言えば最初にオイシルだと分からなかったことでしょうか。派遣なのかどうなのかと少し心配になりました。
——担当者についてはいかがでしたか?
田村さん: とても良くしていただきました。一つ言うとすれば、LINEでのやり取りで、営業時間外に送ってしまったときに既読にならないと、会社のスマホなのかなと思ったりしました。でも、それ以外は本当に細かく対応していただけました。
転職を検討している方へのメッセージ

——最後に、転職を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
田村さん: とても親切で親身に、細かく対応してくださいます。こちらの悩みや疑問点に対しても、すごく的確にアドバイスをくださったり、「こういうこと言われますよ」「こういうことを聞かれるかもしれないから考えておいてください」と教えてくれるので、事前準備がとてもよくできます。
応募する企業のことも、こちらが調べるよりも詳しく調べて教えてくれます。売上がどう伸びているかなど、個人では調べられないような情報も事前に教えてくれるので、とてもありがたいと思っています。
私は実際に周りの人にも勧めているくらいで、100点満点で評価するとしたら100点ですね。
田村さんの転職体験談はいかがでしたでしょうか。パート経験を活かした同業種への転職、そして1社のみの応募での転職成功という、多くの方の参考になる事例だったのではないでしょうか。オイシルキャリアでは、田村さんのように様々な経歴をお持ちの方の転職を、一人ひとりの状況に合わせてサポートしています。
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