スーパーを選ぶとき、何を基準にしていますか?
家からの近さ、品ぞろえ、価格 ——
さまざまな条件があるなかで、「とにかく安くて、しかも品質がいい」を両立しているスーパーとして、首都圏を中心に根強い支持を集めているのが OKストア(オーケー)です。
170店舗以上を展開しながら、顧客満足度調査のスーパーマーケット部門で 15年連続1位 を獲得し続けるその実力は、”安さだけが売り” のスーパーではありません。生鮮食品の質へのこだわり、独自の会員制度、効率的な店舗運営。それぞれの積み重ねが、「高品質・Everyday Low Price」のベースとなっています。
近年は関西圏への出店も進み、エリアを問わず注目を集める存在になりつつあるOKストア。この記事では、その人気の理由や安さのしくみをはじめ、会員制度・支払い方法・ネットスーパーの活用法まで、まとめて解説します。
OKストアは高品質・低価格で人気のディスカウントスーパー【企業概要】

首都圏を中心に多くの店舗を展開し、日常の買い物先として幅広い層に選ばれているOKストア。まずはその成り立ちと基本的な方針から見ていきましょう。
オーケー株式会社が運営するディスカウントスーパー
OKストアは、オーケー株式会社が運営するディスカウント型スーパーマーケットです。
同社はOKストア一本に事業を絞っており、系列の別ブランドや異業種への展開は行っていません。食品から日用品、衣料品まで幅広い商品を取り扱い、日常の買い物を一か所で完結できる利便性が特徴です。
店舗数は170店舗以上と業界内では中堅規模ながら、2025年3月期の売上は約6,860億円。店舗数の割に売上規模が大きく、1店舗あたりの稼ぐ力の高さがうかがえます。
- 創業:1958年(東京上板橋に1号店開店)
- 本社所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい6-3-6
- 代表取締役社長:二宮涼太郎
- 資本金:28億6,882万円
- 売上高:約6,860億円(2025年3月期)
- 店舗数:170店舗以上(2025年時点)
- 展開エリア:関東圏・近畿圏
- 株式上場:非上場
創業から現在まで 〜 OKストアの歩み 〜
OKストアの歴史は1958年、東京・上板橋に小さな食品スーパーを開店したことに始まります。その後1967年に独立し、オーケー株式会社として本格的にスタート。
転機となったのは1986年。それまでの高成長から伸び悩んだ時期を経て、創業者の飯田勧氏が「特売で集客する」という当時のスーパーの常識を捨て、毎日の価格を競合店の特売価格に負けない水準に設定する大改革を断行。価格への正直さと品質へのこだわりを両立する、今のOKストアの原点がここで生まれました。
その後は業績不振による閉店ゼロという安定した成長を続け、現在は首都圏を中心に170店舗以上を展開。近年は関西エリアへの出店も本格化しており、さらなる拡大が続いています。
基本方針は『高品質・Everyday Low Price』
OKストアが一貫して掲げているのが「高品質・Everyday Low Price」という方針です。「安ければ品質は二の次」でも「品質にこだわれば高くなる」でもなく、その両方を同時に追うというシンプルながら難しいスタンスを、創業から今日まで変えていません。
具体的には、特売やタイムセールに頼らず毎日の価格を低く保つEDLP(エブリデイ・ロー・プライス)と、売場で商品の状態を正直に伝えるオネストカードの組み合わせが特徴です。
「今日は質がよくない」とあえて伝えることで、価格だけでなく品質への信頼も積み上げてきました。
第三者評価でも証明された「選ばれるスーパー」
OKストアの実力は、社外の調査・ランキングでも数字として表れています。
- JCSI スーパーマーケット部門 第1位(15年連続)
出典:公益財団法人日本生産性本部 サービス産業生産性協議会(2025年度JCSI第2回調査) - 「近所にあるとうれしいスーパーマーケット」ランキング(関東地方在住の男女対象) 第2位
出典:ねとらぼリサーチ×ボイスノート(2026年2月) - 「安くて品揃えがいいスーパーマーケット」ランキング(関東地方在住の男女対象) 第2位
出典:ねとらぼリサーチ×ボイスノート(2026年2月)
JCSIでは「顧客満足」「知覚品質」「知覚価値」「ロイヤルティ」の4指標でそれぞれ1位となっており、いずれのスコアも業種平均を大きく上回っています。「近所にあると嬉しい」「安くて品揃えがいい」という異なる2つの軸でも上位に入っており、価格・品質の両面で幅広い層から支持されていることがわかります。
OKストアが人気の理由5つ

価格の安さだけなら他にも選択肢はあります。それでも多くの人がOKストアを選び続けるのには、いくつかの理由があります。ここからは、OKストアが支持される5つのポイントを見ていきましょう。
① 特売なしで毎日低価格
OKストアの価格の特徴は、特売やセールに関係なく、毎日同じ低価格で買い物できる点です。
多くのスーパーは週末や特定の曜日に目玉商品を設けて集客しますが、OKストアは日々の価格そのものを安くする方針を大切にしています。
「今日は特売日じゃないから高い」ということがなく、いつ行っても安心して買い物できます。
会員登録をすれば食料品がさらに割引になる仕組みもあり、日常的に使うほどお得感が増していくのも特徴です。
② 食料品から日用品までそろう品ぞろえ
OKストアは食品だけでなく、日用品や衣料品、家電・玩具といった生活雑貨まで幅広く取り扱っています。食材を買いながら洗剤やシャンプーもまとめて買える手軽さは、忙しい日常の中でひとつの店で買い物を完結できるという大きなメリット。
品ぞろえが広い分、価格が上がりそうなイメージもありますが、日用品や雑貨類も食品同様に低価格を維持しているのがOKストアの強みです。
③ 会員制度で食料品がさらにお得になる
OKストアには「オーケークラブ」という独自の会員制度があります。入会費・年会費は無料で、会員登録をするだけで毎回割引になるのが大きな特徴です。
割引率は現金払いのみ適用で、食料品が3%割引に。毎日の買い物で使う食料品が対象なので、日常的に利用するほど恩恵を受けやすい仕組みです。
④ ピザや総菜などコスパのよい商品が多い
OKストアの惣菜コーナーは、低価格ながら質が高いと評判です。なかでも店内で手作りされるピザは、1カット100円台から買えるコスパの良さと焼きたての美味しさで人気を集めており、OKストアの名物ともいえる存在になっています。
惣菜やお弁当も同様で、ボリュームと価格のバランスが取れた商品がそろっています。毎日の夕食のおかずや、ちょっとした昼食としても使いやすく、食費を抑えたい人にとって頼りになるコーナーです。
⑤ 店舗・チラシ・ネットスーパーで使い分けしやすい
OKストアは実店舗での買い物に加え、ネットスーパーにも対応しています。近くに店舗がある場合は直接買い物に行き、忙しい日や重いものを購入したいときはネットスーパーで自宅に届けてもらうなど、状況に合わせて使い分けられます。
チラシは公式サイトやアプリで確認でき、週ごとのお得な情報をチェックするのにも便利です。店舗・チラシ・ネットスーパーをうまく組み合わせることで、より賢くOKストアを活用できます。
OKストアはなぜ安い? 安さの秘密とは

品質を保ちながらなぜここまで低価格を実現できるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。その背景には、価格設定の考え方から店舗運営の工夫まで、いくつかの明確な理由があります。
「EDLP戦略」で日常的な低価格を実現している
OKストアが安さを維持できる最大の理由が、EDLP(エブリデイ・ロー・プライス)と呼ばれる価格戦略です。特売やタイムセールで一時的に価格を下げるのではなく、毎日の売価を常に低い水準に設定するというシンプルな考え方です。
特売をやめることで、チラシの印刷費や広告費といったコストを大幅に削減できます。また、特売による需要の波がなくなるため、仕入れや在庫の管理もしやすくなり、結果としてコスト全体を抑えることにつながっているのです。
効率的な仕入れ・店舗運営でコストを抑えている
低価格を支えているのは価格戦略だけではありません。店舗運営の効率化も大きな要因のひとつです。
たとえば棚の端(ゴンドラエンド)には特売品ではなく定番商品を並べ、頻繁な売場変更を避けることで人件費や作業コストを削減。いつも同じ場所に同じ商品があるため、買い物客にとっても目当ての商品を探しやすいというメリットがあります。
また、仕入れ面でも、生鮮担当の社員が全国の産地に直接出向いて交渉するなど、コストを抑えながら品質を確保する仕組みが整えられています。こうした裏側の工夫が、レジでの「思ったより安い」につながっているのです。
商品情報の透明性を高める売り場づくりを進めている
OKストアが安さと並んで大切にしているのが、商品情報の正直な開示です。その象徴がOK独自の取り組みである「オネストカード」。
「本日のレタスは質がよくありません」「今日のサンマは脂がのっていません」といった正直なひと言を、商品の横にPOPとして掲示しています。
売りたい商品をよく見せるのが一般的な小売の発想ですが、OKストアはあえて逆をいきます。質が落ちているなら正直にそう伝える。その誠実さが、価格だけでなく品質面でも長年にわたって顧客の信頼を積み上げてきた理由のひとつです。
OKストアを便利に使うコツ

会員制度や支払い方法、ネットスーパーなど、OKストアにはうまく活用すればよりお得になる仕組みがいくつかあります。最後は、知っておくと便利な使い方をまとめて紹介します。
【店舗を探す】近くのお店は公式サイトで確認
OKストアはこれまで首都圏中心の展開でしたが、2024年11月に関西1号店をオープンし、現在もエリアを拡大中です。「近くにない」と思っていた人も、一度確認してみる価値はあるかもしれません。
店舗は公式サイトから簡単に探せます。住所や店名でのキーワード検索のほか、エリア別・最寄り駅からの検索、現在地から近い店舗を探す位置情報検索にも対応しています。
【チラシを見る】公式サイト・アプリで最新情報を確認
OKストアのチラシは、他のスーパーのような特売情報ではなく「商品情報」として毎週月曜日に発行されています。季節の商品や新商品のお知らせが中心で、公式サイトから確認できます。
また、会員登録をすると専用アプリが利用でき、チラシ情報のほか、おすすめ商品の確認や買い物メモの作成、過去3か月分の購入履歴の閲覧なども可能。よりお得に使いたい人は、次に紹介する会員制度とあわせて活用してみてください。
【会員になる】オーケークラブ会員制度を活用
OKストアの会員制度「オーケークラブ」は、入会費・年会費ともに無料で利用できます(カード発行時のみ200円税込が必要)。
会員になると、酒類を除く食料品が現金払いで3%割引になります。キャッシュレス決済が普及した今、あえて現金を使う場面は減っていますが、食料品は毎日購入するものだけに、3%の差は積み重なると大きな節約になります。
割引を受けるには、レジで会員カードを提示するか、アプリのバーコード画面を提示するだけ。財布にカードを入れ忘れてもスマホがあれば対応できます。
【支払い方法を選ぶ】現金・カード・キャッシュレスの違いを確認
OKストアでは現金のほか、クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners)、電子マネー(Suicaなどの交通系・iD・QUICPay)、QRコード決済(PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAYなど)と幅広いキャッシュレス決済に対応しています。
ただし、会員割引(食料品3%割引)が適用されるのは現金払いのみ。キャッシュレス決済はポイント還元などのメリットはありますが、会員割引との併用はできません。日常の食料品購入には現金払い、酒類など割引対象外の商品にはキャッシュレスと使い分けるのもひとつの方法です。
【ネットスーパーを使う】対象エリアや利用条件を確認
OKストアは2021年からネットスーパーを展開しています。自宅にいながら店頭と同じ価格で注文できるのが特徴で、重たい飲料や日用品のまとめ買いに重宝します。
利用にはオーケークラブ会員登録(200円)に加え、ネットスーパー会員への入会(別途200円)が必要です。また、最低注文金額が税抜1万円と他のネットスーパーより高めに設定されている点は注意が必要。
配送料は商品代金(税抜)の3%で、配送エリアは現在関東圏が中心です。まとめ買いを前提に利用するのが向いているサービスといえます。
まとめ
OKストアは、「高品質・Everyday Low Price」という方針を創業から一貫して守り続けるディスカウントスーパーです。特売に頼らない価格設定、効率的な店舗運営、正直な商品情報の開示 —— それぞれの積み重ねが、毎日の買い物を安心して任せられる店としての信頼につながっています。
会員制度や支払い方法、ネットスーパーをうまく組み合わせれば、さらにお得に活用できます。まだ利用したことがない人は、まず近くに店舗があるかどうか確認してみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
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