スーパーの惣菜市場は年々拡大を続けており、各社が独自の看板商品を開発して競争を繰り広げています。以前は「手抜き」というイメージもあった惣菜ですが、今では専門店に劣らない品質の商品が並び、多くの支持を集めています。
本記事では、実際に売れている人気商品、口コミで評価が高い惣菜、各スーパーの看板商品など、客観的なデータに基づいて人気惣菜を紹介します。どのスーパーで何を買えばいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。商品ラインナップや価格は店舗・時期により異なる場合があります。
スーパー惣菜の人気ジャンルTOP5

まず、スーパー惣菜全体で人気の高いジャンルを紹介します。macaroniが実施した「スーパーでよく買う惣菜ランキング」(2022年調査、301票)の結果を参考に、上位5ジャンルとその人気の理由を解説します。
1位:唐揚げ・フライドチキン
堂々の1位は唐揚げです。手軽に購入でき、ボリュームがあり、ビールのおつまみにも最適という三拍子が揃っています。家で作ると油の処理が大変ですが、惣菜なら買ってすぐに食べられます。
各スーパーが力を入れているジャンルでもあり、味付けや調理方法にこだわった商品が多く展開されています。子どもから大人まで幅広い年代に人気があり、リピート購入される代表的な惣菜です。
2位:サラダ・和え物
野菜不足を手軽に解消できるサラダや和え物が2位にランクインしています。ポテトサラダ、ごぼうサラダ、春雨サラダなど、バリエーションが豊富で、副菜として活用しやすいのが特徴です。
揚げ物ばかりでは罪悪感があるという方でも、サラダなら気軽に購入できます。最近では低カロリーや減塩をうたった商品も増えており、健康志向の高まりとともに需要が拡大しています。
3位:コロッケ・メンチカツ
コロッケとメンチカツは、比較的低価格で購入できる人気惣菜です。特に子どものいる家庭では定番のおかずとして重宝されています。
1個100円前後から購入でき、ボリュームもあるため、お弁当のおかずや夕食の一品として活用されています。スーパーによってはオリジナルレシピで差別化を図っており、食べ比べも楽しめます。
4位:焼き鳥
焼き鳥はおつまみとして人気の高い惣菜です。タンパク質が豊富で、比較的ヘルシーなイメージもあり、健康を気にする方からも支持されています。
タレと塩の2種類が基本ですが、最近ではネギま、つくね、皮など、バリエーションも増えています。少量パックもあり、一人飲みにもちょうど良いサイズです。
5位:寿司・刺身
手軽に本格的な味が楽しめる寿司や刺身も、根強い人気があります。特別な日やちょっとしたご褒美として購入する方が多く、週末の需要が高い傾向にあります。
スーパーによっては、鮮魚コーナーで職人が握る寿司を提供しており、回転寿司に劣らない品質の商品が手に入ります。価格帯は幅広く、数百円から数千円まで選択肢があります。
人気スーパー別の定番惣菜
ここからは、惣菜で特に評価が高いスーパーの看板商品を具体的に紹介します。各スーパーを選んだ根拠となる客観的データも併せて記載します。
ヤオコー|全国スーパー投票1位の実力
ヤオコーは2025年に実施された全国スーパーマーケット投票で、14万3千票の中から1位に選ばれた実績を持つスーパーです。埼玉県を中心に関東1都6県に展開しており、36期連続増収、年間売上約5,600億円という数字が、その人気を裏付けています。
特に惣菜の評価が高く、がっちりマンデーなどのテレビ番組でも取り上げられるほどです。店内調理にこだわり、一つ一つの商品に手間をかけて作られています。
ヤオコーについての詳細は「【ヤオコー】が埼玉で愛されている!人気の理由と売り場の魅力を紹介」でも紹介しているのでご参考ください。

厚焼き玉子(年間売上約13億円)
ヤオコーの看板商品といえば、この厚焼き玉子です。年間販売個数は341万個、年間売上は約13億円という驚異的な数字を記録しています。
特徴は18回巻くという独自の製法です。通常のスーパーでは数回巻いて終わりですが、ヤオコーでは18回巻くことで、層が美しく仕上がり、味が凝縮されます。特注の鉄板を使用し、職人が一つ一つ丁寧に巻いています。
甘さ控えめで出汁が効いており、子どもから大人まで幅広い年代に支持されています。お弁当のおかずにも、お酒のおつまみにも合う万能な惣菜です。
幸唐 若鶏ももからあげ(年間売上約16億円)
ヤオコーのもう一つの看板商品が、この唐揚げです。年間売上は約16億円と、厚焼き玉子を上回る人気を誇ります。
一つ一つの鶏肉を広げてから揚げるという手間をかけており、これによって火の通りが均一になり、ジューシーな食感が実現されています。衣は薄めで、肉の旨味をしっかり感じられる仕上がりです。
作りたての時間帯を狙って購入する常連客も多く、夕方には売り切れることもあります。
自家製焼豚
ヤオコーの自家製焼豚は、熟成八方だしを使ったコク深い味付けが特徴です。そのまま食べても良し、ラーメンやサラダの具材にも使える汎用性の高さが人気の理由です。
店内で丁寧に焼き上げられており、しっとりとした食感が楽しめます。薄切りにしてチャーハンに入れたり、そのままおつまみにしたり、使い方は自由です。
あずき香る 粒あんおはぎ
ヤオコーの自家製粒あんを使ったおはぎも、ファンの多い商品です。控えめで程よい甘さと、ほどよい粒加減が絶妙なバランスです。
中のお餅は半殺しよりももっとお米の粒がしっかりしており、食感も楽しめます。小さめサイズで食べやすく、甘いものが欲しい時にちょうど良い一品です。
野菜餃子
ヤオコーの野菜餃子は、他のスーパーの餃子よりもしっかりキャベツとニラが入っているのが特徴です。野菜の食感を感じられる仕上がりで、ヘルシー志向の方にも人気があります。
電子レンジで温めるだけで食べられる手軽さも魅力です。フライパンで焼き直すと、皮がパリッとして美味しさが増します。
公式サイト:https://www.yaoko-net.com/
ロピア|コスパ最強の大容量惣菜
ロピアは、macaroniが実施した「惣菜がおいしい人気スーパーランキング」(2023年調査、318票)で1位に選ばれたスーパーです。「日本版コストコ」とも呼ばれ、大容量・低価格が最大の特徴です。
精肉店から始まったスーパーのため、肉を使った惣菜の品質が高く、ボリューム満点の商品が揃っています。パーティーや大家族に最適な惣菜が多く、見ているだけでも楽しめる売り場です。
ロピアについての詳細は「ロピア惣菜の人気の理由を徹底解説!コスパ・手作り感・店舗ごとの違いまで紹介」でも紹介しているのでご参考ください。

UFOチキン(ヤンニョム&ハニーガーリック)
ロピアの代表的な惣菜が、このUFOチキンです。ヤンニョムとハニーガーリックの2種類の味が楽しめる、インパクト抜群の商品です。
ハニーガーリックチキンははちみつの甘さとガーリックの香ばしさが相性抜群で、しっとりジューシーな味わいです。ヤンニョムチキンはピリ辛の韓国風で、表面にたっぷりかかった白ごまがアクセントになっています。
チーズソースが別添されており、これをかけるとピリ辛味もまろやかになります。家族や友人とみんなでワイワイ食べるのにぴったりで、パーティーシーンでも活躍します。
ポークNIKU焼売
ロピアの定番惣菜として人気なのが、このポークNIKU焼売です。精肉店から始まったロピアの本気が感じられる、ずっしりとした肉感が特徴です。
1個あたり約63円で、直径約5センチほどのビッグサイズ。肉好きにはたまらないボリューム感で、食べ応えも抜群です。温めると肉汁が溢れてきて、一口食べた瞬間に肉の甘さがジュワっと広がります。
醤油を付ける必要もないくらい、しっかりとした味付けがされています。12個入りと20個入りの2サイズがあり、家族の人数に合わせて選べます。
からあげの山
商品名の通り、山のように盛られた唐揚げです。900g超えのパックで1,686円(100gあたり180円程度)と、コストパフォーマンスに優れています。
大きな唐揚げがゴロゴロ入っていて、夕方には売り切れることも多い人気商品です。外はカリッと、中はジューシーな仕上がりで、家族みんなで楽しめます。
冷凍保存もできるため、まとめ買いして小分けにしておくと便利です。お弁当のおかずにも、晩酌のおつまみにも活躍します。
きゃべつメンチカツ
ロピアのきゃべつメンチカツは、鶏肉も入っており、普通のメンチカツよりもヘルシーなのが魅力です。しかもお肉がぎっしり詰まっているから、満足感もあります。
キャベツの甘みと肉の旨味がマッチして、何個でも食べられそうな美味しさです。お子様から大人まで人気の商品で、お弁当のおかずにもぴったりです。
ジャンボ肉団子
大きな肉団子が12個並んだ、商品名と見た目にインパクトのある「無限ジャンボ肉団子」です。1個1個が大きく、食べ応え十分です。
甘辛い照り焼きソースがしっかりかかっており、ご飯が進む味付けです。温めるだけで食べられる手軽さも人気の理由です。
公式サイト:https://lopia.jp/
成城石井|デパ地下レベルの本格惣菜
成城石井は、「めざましテレビ」で惣菜売上1位として紹介されるなど、メディアでも取り上げられることが多いスーパーです。デパ地下レベルの品質を誇り、エスニック惣菜や本格的な中華惣菜が充実しています。
価格は他のスーパーよりも高めですが、その分品質にこだわった商品が揃っており、特別な日やご褒美として購入する方が多いです。

国産豚のジューシー焼売(惣菜売上1位)
成城石井を代表する惣菜が、この「国産豚のジューシー焼売」です。国産豚と淡路島産玉ねぎを100%使用した、こだわりの一品です。
豚肉を粗めに一度挽きすることで肉の食感を活かし、さらに甘みの強い淡路島産の玉ねぎや干し貝柱、干しシイタケを練り込むことで旨味がプラスされています。皮は薄めで、お肉がみっしりと詰まっています。
リピーターが多く、昔から愛されている商品です。電子レンジで温めるだけで、本格的な焼売が楽しめます。
四川山椒ピリ辛麻婆豆腐
成城石井の麻婆豆腐は、スーパーの惣菜とは思えない本格的な味わいで、ファンの多い商品です。2010年の発売以来、根強い人気を誇っています。
四川山椒の痺れる辛さと、豆板醤の旨味が効いた本格派です。そのままご飯にかけて麻婆丼にしても良し、ビールのおつまみとしても最高です。
スーパーマーケットの麻婆豆腐でこれを超える商品はないと評する人もいるほど、クオリティの高い商品です。
濃厚角煮の台湾バーガー
3時間じっくり煮込まれた豚の角煮を、蒸しパンで挟んだ台湾バーガーです。角煮はひと口食べるとほろっと口の中でとろける柔らかさです。
甘辛ダレをほどよく中和してくれる高菜の油炒めと、蒸しパンのほのかな甘味。すべての具材の味が絶妙に組み合わさって美味しいです。ちょっとしたランチや、子どものおやつ、お酒のおつまみにも使える万能な商品です。
冷製トムヤムスープのパクチーサラダヌードル
家で作るのがなかなか難しいエスニックな献立も、成城石井の惣菜ならばっちり本場の味が楽しめます。
のどごしの良いツルッとした麺にからむまろやかなスープがたまりません。パクチー好きにはたまらない一品で、夏場に特に人気があります。
スモークサーモンスライス
成城石井のスモークサーモンは、厚みがあり塩味の加減も抜群のバランスです。サラダにのせてもベーグルにクリームチーズと挟んでも美味しく、使い勝手の良い商品です。
20年以上愛され続けているロングセラー商品で、成城石井ファンなら一度は購入したことがあるはずです。
公式サイト:https://seijoishii.com/
イオン|全国展開の安定品質
全国展開する最大手のイオンは、どの店舗でも安定した品質の惣菜が手に入るのが強みです。プライベートブランドの惣菜も充実しており、コストパフォーマンスに優れた商品が揃っています。
イオンの惣菜については「主婦必見【イオン】人気のお惣菜7選!ジョブチューンの合格商品・体験談・口コミあり」でも詳しく紹介しているのでご参考ください。

唐揚げ 唐王
イオンの看板商品といえば、「唐揚げ 唐王」です。肉感あふれる薄衣と大きめサイズが特徴で、「肉の旨みが詰まってる」「味しっかりめでごはんがすすむ」と高く評価されています。
全国どの店舗で買っても同じ味が楽しめる安定感があり、リピーターが多い商品です。
絶賛肉餃子
イオンの絶賛肉餃子は、その名の通り多くの人から絶賛されている人気商品です。肉の旨味がしっかり感じられる餃子で、価格も手頃です。
電子レンジで温めるだけで食べられる手軽さも魅力です。フライパンで焼き直すと、さらに美味しくなります。
北海道育ちのつぶあんおはぎ
イオンのおはぎは、北海道産の素材を使用した人気商品です。あんこの甘さが控えめで、お米の味もしっかり感じられます。
小腹が空いた時や、甘いものが欲しい時にちょうど良いサイズです。
公式サイト:https://www.aeonretail.jp/
ライフ|惣菜が美味しいスーパーランキング3位
ライフは、macaroniの「惣菜がおいしい人気スーパーランキング」で3位に選ばれたスーパーです。首都圏と近畿圏に展開しており、惣菜の品質に定評があります。

メンチカツ
ライフのメンチカツは、「肉肉しくて美味」「外はサクサク、中はジューシー」と口コミで高く評価されています。
1個1個のボリュームがあり、食べ応え十分です。衣はサクサク、中の肉は柔らかくジューシーで、何度でもリピートしたくなる美味しさです。
唐揚げ・焼き鳥
ライフの唐揚げと焼き鳥は、専門店顔負けのクオリティと絶賛されています。特に焼き鳥は、炭火で焼いたような香ばしさがあり、おつまみに最適です。
揚げ出し豆腐
ライフの揚げ出し豆腐は、他のスーパーではあまり見かけない商品です。お豆腐からしっかり大豆の味がして、付属のつゆをかけるだけで本格的な揚げ出し豆腐が楽しめます。
揚げ物だからビールにもよく合います。家で作ったら手間がかかる揚げ出し豆腐が、228円で買えるのはありがたいです。
公式サイト:https://www.lifecorp.jp/
なぜスーパー惣菜の人気が高まっているのか

スーパー惣菜の人気が高まっている背景には、いくつかの要因があります。
共働き世帯の増加により、調理時間を短縮したいというニーズが高まっています。また、単身世帯の増加により、少量から購入できる惣菜の需要も拡大しています。
スーパー各社の競争により、惣菜の品質が大幅に向上しているのも大きな理由です。以前は「手抜き」というイメージもありましたが、今では専門店並みのクオリティの商品が並んでいます。
価格面でも、外食と比較すると半額以下で済むことが多く、コストパフォーマンスの良さが評価されています。
中食市場全体のトレンドや、スーパー惣菜以外の選択肢については、関連記事「中食市場の最新動向2024年|22兆円超の巨大市場はなぜ成長し続けるのか?」もご覧ください。
人気惣菜を選ぶポイント
人気商品は確かに美味しいものが多いですが、自分の好みに合うかどうかは別問題です。ここでは、人気惣菜を上手に選ぶポイントを紹介します。
口コミや評判を参考にする
SNSやレビューサイトで、実際に食べた人の感想を参考にするのがおすすめです。特にTwitterやInstagramでは、リアルタイムで「これ美味しかった」という投稿が見られます。
ただし、口コミはあくまで個人の感想なので、参考程度にとどめておきましょう。最終的には自分で試してみることが大切です。
試食イベントを活用する
スーパーでは定期的に試食イベントを開催しています。新商品や人気商品の試食ができるので、購入前に味を確認できます。
試食で気に入った商品は、購入する価値があります。逆に、試食して微妙だと感じた商品は、無理に買う必要はありません。
複数店舗を比較してみる
同じジャンルの惣菜でも、スーパーによって味付けや価格が異なります。近所に複数のスーパーがある場合は、食べ比べてみるのもおすすめです。
例えば、「唐揚げはA店が一番美味しいけど、コロッケはB店の方が好み」というように、自分の中でのベストを見つけられます。
看板商品から試す
各スーパーの看板商品は、多くの人に支持されている証拠です。初めて行くスーパーでは、まず看板商品から試してみるのが無難です。
本記事で紹介した商品は、いずれも人気が高く、リピーターの多い商品ばかりです。どれを買おうか迷ったら、まずはこれらの商品から試してみてください。
まとめ
スーパーの惣菜は、各社が独自の看板商品を開発し、品質向上に努めています。ヤオコーの厚焼き玉子、ロピアのUFOチキン、成城石井の焼売など、人気商品には確かな理由があります。
本記事で紹介した商品は、客観的なデータや口コミに基づいて選定したものです。まだ試したことがない商品があれば、ぜひ一度購入してみてください。自分の好みに合う商品を見つけることで、毎日の食事がより豊かになります。
また、これらの人気惣菜を作っているのは、スーパーの惣菜部門で働くスタッフです。調理技術を磨きたい、食を通じて人を笑顔にしたい、そんな思いを持つ方にとって、惣菜部門は魅力的な職場といえます。
スーパーの惣菜部門で働きたい方、生鮮食品業界に興味がある方は、ぜひオイシルキャリアで求人情報をチェックしてみてください。
※本記事の情報は2025年12月時点のものです。商品ラインナップや価格は店舗・時期により異なる場合があります。
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