青果営業ってどんな仕事?“食”を支えるプロの現場をご紹介!

青果を扱う営業職は、質のよい野菜や果物を生産者から仕入れ、消費者や企業に届ける専門職。生産と販売の間に立ち、価格・品質・タイミングを見極めて供給計画を組み立てる役割も担っています。
青果の営業は単に販売するだけではありません。消費者のニーズに応じた商品提案をしたり、消費者の声を生産者にフィードバックしたりと、まさに「野菜と果物のプロ」といえるでしょう。
活躍の舞台は世界まで! 青果営業のフィールドと仕事の幅
青果の営業職は、新鮮な青果物(野菜・果物)を生産者から仕入れ、市場やスーパーマーケット、飲食店、さらにはECサイトなどを通じて販売する、魅力と達成感のある仕事です。
実は、私たち消費者の食卓に新鮮で美味しい野菜や果物が並ぶのも、青果営業のプロたちが支えているからこそ。具体的に働く場所としては、以下のようなものがあります。
- 卸売市場の仲卸業者
- 青果専門商社
- スーパーマーケットのバイヤー
- 青果専門店のバイヤー
- 農業生産法人やJA(農協)
職場によって業務内容や求められるスキルは異なりますが、共通して必要なのは、青果の品質や鮮度を見極める「目利き」のスキルと、相場の変動を先読みする力。これらのスキルを駆使して、消費者に最高の状態で青果を届けることが、青果営業の役割といえるでしょう。
“ 食と人をつなぐ ” 青果営業のやりがいと魅力とは
新鮮で美味しい青果を通じて“人と食をつなぐ”。この仕事には、そんなやりがいがあるといわれています。具体的に見てみましょう。
社会の食文化に貢献できる
全国各地の青果を扱うこの仕事は、地域の農業を支え、持続可能な食文化の発展に貢献できるのが魅力。とくに、生産者の思いやこだわりを消費者に届けることは、地域全体の食文化を豊かにすることにもつながり、大きなやりがいを感じられるでしょう。
消費者や生産者との信頼関係を築く楽しさ
青果の営業は、生産者と消費者の両方と直接関わる機会が多く、そこで築かれる信頼関係がモチベーションになります。
たとえば「いつも美味しい野菜をありがとう」といった感謝の言葉や、リピーターが増えていく喜びは、営業職としてのやりがいになるでしょう。
また、生産者からも「あなたに任せてよかった」と感謝されることで、仕事への誇りと達成感を感じられます。こうした人とのつながりが、長く続けたいと思わせる理由です。
全国各地とのネットワーク構築の面白さ
青果営業は、産地視察やフェア、展示会などを通じて、全国の生産者やバイヤーとつながる機会が豊富です。新しい品種やトレンドの情報をいち早くキャッチし、取引につなげる面白さは、他の職種にはない魅力といえるでしょう。
また、地域ごとの特色ある青果を扱うことで、食文化の違いやその背景についても深く学べます。こうしたネットワークは、取引先の拡大や新しいビジネスチャンスを生むきっかけにもなります。
自身の成長を実感できる仕事
青果営業では、商品知識や交渉力、トレンド分析力など、さまざまなスキルが自然と身につきます。とくに、取引先との商談や消費者のニーズに応える提案営業を通じて、自分の成長を実感できるのは大きな魅力です。
また、目標を達成したときの達成感や、「あなたから買いたい」と言われる信頼は、仕事へのやりがいをいっそう強く感じさせてくれるでしょう。こうした経験が、長く続けたいと思わせる原動力になると言われています。
では、ここからはそんな青果の営業の仕事内容について詳しく見てみましょう。卸売市場の仲卸、青果専門商社、スーパーマーケットのバイヤー、青果専門店のバイヤー、農業生産法人やJA(農協)の5つに分けて、それぞれの役割や業務内容、向いている人の特徴を紹介します。
1. 「卸売市場の仲卸」として働く青果の営業職

卸売市場で働く仲卸は、大卸から青果を仕入れ、小売店や飲食店などの取引先に向けて、最適な商品を見極めて提供する中継的な役割を担います。まさに、食の安全と鮮度にこだわる“目利きのプロ”。
業務は夜明け前のセリから始まり、豊富な商品知識と交渉力を駆使して、最高の青果を選び抜きます。品質管理や価格交渉、スピーディーな対応力など、日々の実務スキルがそのまま成果に直結する、実践的な仕事といえるでしょう。
仕入れから納品まで! 仲卸の主な業務内容
仲卸の業務のスタートは夜明け前。セリでの仕入れ準備から始まります。セリでは、豊富な品種の中から質の良い青果を見極め、最適な価格で仕入れる「目利き」のスキルが必要不可欠。これぞ青果のプロ! といった職人技が光る場面です。
仕入れた青果は、その日のうちに小売店や飲食店に販売し、配送手配まで行います。限られた時間の中で、効率よく仕入れから販売までを完了させるため、相場の動きを先読みする力と、素早い対応力が必須です。
仲卸に向いているのは、交渉力とスピード感のある人!
仲卸業者に向いているのは、早朝勤務が苦にならず、スピード感のある仕事が得意な人です。仕入れ先や取引先との交渉や商談も多いため、コミュニケーション力と相手に信頼される対応力があると強みになるでしょう。
また、仕入れの業務は売上にも直結するため、数字に強く、相場や利益計算がスムーズにできる人も適しています。とくに、日々変わる相場に柔軟に対応できる判断力があると、長く続けやすいでしょう。
2. 「青果専門商社の営業」として働く青果の営業職

青果専門商社で働く営業職は、国内外の生産者や輸入業者と連携しながら、新鮮な青果を安定的に供給する仕事です。品質や価格、納期などの条件を細かく調整し、ニーズに合った商品を流通させることが求められます。
とくに輸入青果を扱う際は、貿易や国際情勢にも目を向けながら、最適な提案を行う力が必要です。世界各地のトレンドをいち早くキャッチし、売場に新たな魅力をプラスできるのも、この仕事ならではのやりがいです。
産地と市場をつなぐ! 青果専門商社の主な業務内容
青果専門の商社で働く営業は、生産者や輸入業者との仕入れ交渉が主な業務となります。品質や価格、納期についての細かな調整も行われるため、とくに輸入品を扱う場合は、貿易知識が求められる場面も多いです。
また、仕入れた青果をどの市場や小売店にどのタイミングで販売するかといった、戦略的な販売計画を練るのも、業務のひとつ。
消費者のトレンドやニーズを調査し、マーケティング施策を打つことで売上拡大を目指す、そんなダイナミックな仕事ができるのも、商社で働く醍醐味となるでしょう。
商社営業に向いているのは、語学力と柔軟性を活かせる人!
青果専門商社の営業に向いているのは、語学力と交渉力を兼ね備えた人です。とくに、海外の取引先と直接やり取りをする機会が多いため、英語をはじめとした語学スキルは強みになります。
また、出張や輸入品のチェックなど、フットワークが軽い人にも適しています。とくに、グローバルな視点を持ち、変化する市場動向に柔軟に対応できる判断力があると、長く活躍しやすいでしょう。さらに、貿易やマーケティングに興味がある人は、やりがいを感じながら仕事を続けられるはずです。
3. 「スーパーマーケットのバイヤー」として働く青果の営業職

スーパーマーケットのバイヤーは、店舗の青果売場を支える仕入れの専門職です。生産者や卸売業者と交渉を行い、品質・価格・納期などを調整しながら、店頭に並べる商品を選定します。
売場の陳列やフェア企画、売上データの分析まで担当するため、販売戦略やマーケティング感覚も重要なスキル。トレンドや季節感を反映した売場づくりで、来店客に「また買いたい」と思わせる提案ができるのが、この仕事の魅力です。
仕入れから売場演出まで! スーパーのバイヤーの主な業務内容
スーパーマーケットのバイヤーの主な業務は、青果の仕入れ交渉から始まります。生産者や卸売業者との商談では、品質や価格、納期のほか、数量や配送条件についても細かく調整します。
また、季節ごとの特売やフェアを企画し、売場レイアウトを工夫することで、消費者の購買意欲を引き出すのも重要な業務のひとつ。さらに、売上データや市場動向を分析し、販売計画を常に最適化することで、お客様のニーズを的確に捉え、魅力的な売場づくりに活かします。
スーパーのバイヤーに向いているのは、数字とトレンドに強い人!
スーパーマーケットのバイヤーに向いているのは、市場調査やトレンド分析が得意な人です。売上データや顧客の反応をもとに、売場や品揃えを最適化していくため、数字に強いことは大きな強みになるでしょう。
また、取引先との交渉や消費者のニーズに柔軟に対応できるコミュニケーション力も求められます。とくに、変化する消費トレンドに敏感で、常に新しい提案ができる人は、売り場づくりや企画の楽しさを実感できるでしょう。
4. 「青果専門店のバイヤー」として働く青果の営業職

青果専門店のバイヤーは、こだわりの野菜や果物を目利きで選び抜き、店舗独自の品揃えをつくり上げる仕事です。
市場だけでなく、生産地や農家を直接訪ね、希少品種や旬の逸品を仕入れるなど、仕入れルートにも柔軟性が求められます。
お客様に対しては、産地や栽培方法などの情報を伝える接客を通じて信頼関係を築く役割も担います。地域の食卓を彩る提案力と、仕入れから販売まで一貫して関われるやりがいが、この仕事の魅力でしょう。
目利きと接客が勝負! 青果専門店のバイヤーの主な業務内容
青果専門店のバイヤーは、個別に生産者や卸売業者と直接交渉し、旬や品質にこだわった青果を仕入れるのが主な業務です。
専門店の強みをいかして、市場や大手スーパーでは扱われない希少品種や地域特産の青果を取り揃え、差別化を図るといった創意工夫も重要です。
また、店舗ではお客様への接客を通じて、商品の魅力や産地情報を伝えることで、顧客との信頼関係を築きます。地域における野菜のスペシャリストとして、常に新しい商品や情報を追い求め、季節ごとの提案でお客様を楽しませる工夫も欠かせません。
専門店に向いているのは、お客様目線と探究心のある人!
青果専門店のバイヤーに向いているのは、接客が好きで、野菜や果物に強いこだわりを持って向き合える人です。ときには市場や産地を巡り、生産者と直接話しながら仕入れるため、人とのコミュニケーションが得意なことも強みになるでしょう。
また、店舗のスペースや消費者の好みに合わせて、柔軟に品揃えを調整するための観察力やセンスも欠かせません。さらに、マーケターの視点で売上データや顧客の反応を分析し、効果的な販促や陳列を考えられる人は、店舗の成長に大きく貢献できるでしょう。
5. 「農業生産法人やJA(農協)の営業」として働く青果の営業職

農業生産法人やJA(農協)の営業は、地域の「実り」を支える、食のパートナー。生産者と消費者を繋ぎ、地域活性化に貢献。信頼関係を大切にしながら、地域農業の未来を支える役割を担っています。
また、地域農産物の販路拡大や契約交渉、農家の収益向上に貢献にも尽力しており、まさに地域に根差した営業職といえるでしょう。
地域の青果を広げる! JA・農業法人の主な業務内容
農業生産法人やJA(農協)の営業の主な業務は、地域の農産物を販売するための販路開拓や販売促進です。
具体的には、スーパーマーケットや飲食店、直売所などへの提案営業や、契約交渉。さらに、展示会やイベントでの販売支援や、消費者へのPR活動も担当します。地域の農産物のブランド化、付加価値を高める取り組みも重要な業務のひとつです。
農業法人・JAの営業に向いているのは、地域密着で働きたい人!
農業生産法人やJA(農協)の営業に向いているのは、地域貢献に興味があり、生産者と信頼関係を築くことが好きな人です。とくに、農家とのコミュニケーションを通じて現場の課題を捉え、それに対して解決策を提案していくことも多いため、ある程度の農業知識があると安心でしょう。
また、販売促進や契約交渉では数字を扱う機会が多いため、計画的に物事を進めるのが得意な人は、大きな強みになります。
農家が直接営業するケースも! こだわり青果を届ける“生産者直販”の魅力

近年では、農家自身が営業活動を行い、消費者に直接販売する「生産者直販」も注目を集めています。たとえば、直売所やマルシェ、ECサイト、小売店、飲食店など、多彩な販路を活用して、独自のブランドを築くケースも少なくありません。
こうした活動は、農家のこだわりを直接伝えることで、消費者との距離を縮めるだけでなく、収益性やブランド力の向上にもつながります。今後さらに広がりが期待される販売スタイルといえるでしょう。
ファンづくりにも直結! 農家の営業スタイルとは?
農家による営業活動では、商品そのものだけでなく「生産背景」や「想い」まで含めて届けることができます。
たとえば直売所やマルシェでは、対面での接客を通じて、青果の魅力や育て方を直接伝えることが可能です。またSNSやECサイトを活用すれば、収穫の様子や季節感ある投稿を通じてファンを増やし、リピーター獲得にもつながります。
少量多品種や希少品種の青果を扱うなど個性を打ち出すことで、他との差別化がしやすく、ブランド力の強化や価格競争に左右されない販売にもつなげることができるでしょう。
農家が直接営業を行うメリットと注意ポイント
◆ メリット
農家が直接営業を行う最大のメリットは、利益率の高さと自由な価格設定です。
中間業者を介さないため、生産者自身が価格を決められるほか、少量多品種や希少品種といった個性的な青果を武器に、独自のブランドを築きやすいという利点があります。
また、SNSや直売所、マルシェなどを活用した柔軟な営業は消費者との距離が近いので、フットワーク軽く対応できるのも強みです。
◆ 注意ポイント
一方で、直接取引ならではの注意ポイントもあります。たとえば、安定した販売先が確保できないと、在庫管理や売れ残りのリスクが高まります。
また、物流や発送、支払いの管理など、通常は中間業者が担う業務も生産者自身が行う必要があるため、手間やコストがかさむことも。信用力の確保や、効率的な在庫・物流管理が課題となりやすい点に留意が必要です。
青果の営業に必須! 【3つのスキル】とは

信用青果営業で成果を上げるためには、専門知識やスキルが欠かせません。とくに、消費者や生産者との信頼関係を築き、適切な提案を行うための能力は重要です。ここでは、青果営業に必要な3つのスキルをまとめてご紹介!
① 顧客と信頼を築く「コミュニケーション力」
青果営業では、消費者や取引先との信頼関係が欠かせません。たとえば、商談の場では、青果の特徴や産地、育て方についてわかりやすく説明し、相手のニーズに応じた提案を行うことが求められます。
また、クレーム対応においても、迅速かつ誠実な対応が信頼を得るカギに。定期的なフォローや、旬の商品情報の共有を通じて、長期的な関係を築く努力が重要です。
こうしたコミュニケーション力は、売上の安定と販路拡大に直結するスキルといえるでしょう。
② 市場で必要とされる「目利きと品質管理スキル」
青果営業において、「目利き」のスキルはいわばプロの証。新鮮さや形、大きさ、色合いなど、見た目だけでなく、味や香り、保存性までを見極める力が求められます。
また、品質管理においては、温度や湿度の管理、適切な在庫管理を通じて、商品の劣化を防ぐ工夫が欠かせません。とくに、輸入青果や希少品種を扱う際には、物流管理や梱包方法に関する知識も必要です。
こうしたスキルによって、消費者に最高の状態で青果を届けることが可能になります。
③ トレンドを踏まえた「提案力」と柔軟な「対応力」
季節や流行によって、日々変化する消費者のニーズ。青果営業では、トレンドを的確に捉えた商品提案が求められます。たとえば、健康志向の高まりに応じたオーガニック野菜や、インスタ映えするカラフルな野菜の提案は、市場の興味を引くのに効果的な手法です。
また、売れ行きや在庫の状況に応じて、即座に販促や価格設定を見直す柔軟な対応力も重要。こうしたトレンド対応力とフットワークの軽さが、他との差別化と売上拡大につながります。
青果営業の【キャリアパス】成長のコツとは?

青果の営業職は、実務経験を積むことで、多彩なキャリアパスが広がります。たとえば、新人営業から中堅、さらにマネージャーへのステップアップも視野に入れられるでしょう。
ここからは、具体的なキャリアの道筋と成長するためのポイントを解説します。
新人営業から中堅営業へのステップアップ
青果の営業職において、まず目指すべきは新人から中堅営業への成長です。最初はOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通じて、実務の流れや業務スキルを学びます。
具体的には、仕入れ交渉や販売促進の方法、取引先とのコミュニケーションの取り方など、実践的なスキルを身につけることが重要です。
中堅営業にステップアップするためには、ただ言われたことをこなすだけではなく、自ら考えて行動する姿勢が求められます。
商談や営業活動においても自分なりの工夫や改善提案を行い、結果を出すことで、社内外からの信頼を得ることがステップアップのカギとなるでしょう。
経営リーダー・マネージャーを目指した成長
中堅営業を経て、次に目指すのは経営リーダーやマネージャーです。この段階になると、営業力だけでなく、チームを運営するための管理力が必要になります。
具体的には、チームメンバーの管理や目標設定、売上数値の分析といった数値管理スキルが求められます。そのため、「ある程度のマネジメント経験を積んでから役職につく」といった流れが一般的でしょう。
さらに、会社全体の目標を意識し、一人ひとりの営業メンバーの動きが成果につながるよう調整・サポートする“俯瞰力”も重要です。営業活動で培った経験をもとに戦略的な営業計画を立てることで、経営側からの知見を得られるでしょう。
現場で成長し続ける姿勢と工夫が大事!
変化の激しい青果のマーケットで成長し続けるためには、「学び続ける姿勢」が何よりも重要です。
トレンドやニーズは常に進化しているため、情報収集はまさに生命線。展示会やセミナーへの参加はもちろん、同僚との情報交換や業界ニュースのチェックは欠かせません。成功・失敗事例の検証もチーム全体の成長を加速させるので、積極的に共有していきましょう。
また、得た知識を自社の強みにどう活かすかが、営業職としての腕の見せどころ。新しい販路の開拓や業務効率化、斬新なアイデアの創造などは、工夫次第でビジネスを大きく動かす原動力になるでしょう。
未経験でもOK?「青果の営業職」を目指すには

青果を扱う営業職は、未経験でもチャレンジしやすい分野です。必要な資格やスキルを身につけることで、キャリアアップを目指せる可能性大。ここからは、資格とキャリアステップについて詳しく解説します。
資格は必要? 青果営業に役立つスキルと勉強法
青果を扱う営業職を目指す上で、必須の資格はありません。現場に入ってから、知識を身につけていくことになるでしょう。
しかし、リテールマーケティング(販売士)検定やサービス接遇検定などの資格は、お客様とのコミュニケーションや販売戦略の知識を深めるのに役立ちます。これらの資格取得に向けた勉強法としては、テキストや過去問題集を活用するだけでなく、実際の店舗での販売経験や接客経験を積むことも有効です。
また、もっと学びたい! という人は、青果に関する知識を深めるために、市場や産地を訪れたり、専門書やウェブサイトで情報を収集することもおすすめです。日々の学びがそのまま営業現場での信頼や提案力につながるため、自主的なインプットがキャリアアップの鍵になるでしょう。
未経験者の第一歩はここから! おすすめのキャリアステップ
未経験から青果を扱う営業職を目指す場合、まずはスーパーマーケットの青果部門で経験を積むのがおすすめです。
スーパーマーケットでは、商品の陳列や販売、お客様対応など、基本的な業務を学ぶことができるほか、市場や産地との繋がりを持つことで、青果に関する知識を深められるといったメリットもあります。
その後、青果専門商社や卸売市場など、より専門性の高い企業へのステップアップを目指しましょう。入社後は、営業アシスタントや販売スタッフとして実務を学びながら、少しずつ営業の世界へ。努力次第で、あなたのキャリアはぐんぐん広がっていきます。
まとめ
青果を扱う営業職は、単に青果を仕入れて販売するだけでなく、生産者と消費者をつなぎ、食文化の発展に貢献できる魅力ある仕事です。
新鮮な青果を通じて感謝の言葉をもらったり、消費トレンドを捉えた提案で売上を伸ばしたりと、やりがいを感じられる場面がたくさんあるでしょう。
また、仕入れ交渉や品質管理、販売戦略など、多様なスキルを磨きながら成長できる点も大きな魅力です。自分を成長環境に置きたい人にはもってこいではないでしょうか。
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